座標平面上に点 A(2, -1) と直線 $l: 2x - 6y + 3 = 0$ が与えられています。 (1) 点 A を通り、直線 $l$ に平行な直線と、垂直な直線の式をそれぞれ求めます。 (2) 点 A と直線 $l$ の距離を求めます。

幾何学直線点の距離平行垂直座標平面
2025/6/10
## 回答

1. 問題の内容

座標平面上に点 A(2, -1) と直線 l:2x6y+3=0l: 2x - 6y + 3 = 0 が与えられています。
(1) 点 A を通り、直線 ll に平行な直線と、垂直な直線の式をそれぞれ求めます。
(2) 点 A と直線 ll の距離を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 平行な直線、垂直な直線の式
直線 l:2x6y+3=0l: 2x - 6y + 3 = 0 を変形すると、y=13x+12y = \frac{1}{3}x + \frac{1}{2} となります。
傾きは 13\frac{1}{3} です。
* 平行な直線
点 A(2, -1) を通り、傾きが 13\frac{1}{3} の直線の式は、
y(1)=13(x2)y - (-1) = \frac{1}{3}(x - 2)
y+1=13x23y + 1 = \frac{1}{3}x - \frac{2}{3}
y=13x53y = \frac{1}{3}x - \frac{5}{3}
3y=x53y = x - 5
x3y5=0x - 3y - 5 = 0
* 垂直な直線
点 A(2, -1) を通り、傾きが 3-3 の直線の式は、
y(1)=3(x2)y - (-1) = -3(x - 2)
y+1=3x+6y + 1 = -3x + 6
y=3x+5y = -3x + 5
3x+y5=03x + y - 5 = 0
(2) 点と直線の距離
点 A(2, -1) と直線 l:2x6y+3=0l: 2x - 6y + 3 = 0 の距離 dd は、次の公式で計算できます。
d=ax1+by1+ca2+b2d = \frac{|ax_1 + by_1 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
ここで、A(x1, y1) = (2, -1) 、直線 l:ax+by+c=0l: ax + by + c = 02x6y+3=02x - 6y + 3 = 0 なので、a=2,b=6,c=3a = 2, b = -6, c = 3 です。
d=2(2)6(1)+322+(6)2d = \frac{|2(2) - 6(-1) + 3|}{\sqrt{2^2 + (-6)^2}}
d=4+6+34+36d = \frac{|4 + 6 + 3|}{\sqrt{4 + 36}}
d=1340d = \frac{|13|}{\sqrt{40}}
d=13210d = \frac{13}{2\sqrt{10}}
d=131020d = \frac{13\sqrt{10}}{20}

3. 最終的な答え

(1)
平行な直線:x3y5=0x - 3y - 5 = 0
垂直な直線:3x+y5=03x + y - 5 = 0
(2)
距離:131020\frac{13\sqrt{10}}{20}

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