三角形ABCにおいて、点Pは辺AC上の点であり、線分AMは三角形ABCの面積を二等分する。線分PQが三角形ABCの面積を二等分する点Qを、辺BC上に見つける作図の手順を求めよ。ただし、Mは辺BCの中点。

幾何学三角形面積作図平行線中点
2025/6/10

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、点Pは辺AC上の点であり、線分AMは三角形ABCの面積を二等分する。線分PQが三角形ABCの面積を二等分する点Qを、辺BC上に見つける作図の手順を求めよ。ただし、Mは辺BCの中点。

2. 解き方の手順

(1) 点Pを通り、線分AMに平行な直線を作図する。
この直線をlとする。
(2) 直線lと線分BCの交点をRとする。
(3) 線分MRの中点をQとする。
線分PQが、三角形ABCの面積を二等分する線となる。
なぜなら、
ABM=ACM=12ABC \triangle ABM = \triangle ACM = \frac{1}{2} \triangle ABC
である。
線分PQがABC\triangle ABCの面積を二等分するためには、
BPQ=12ABC \triangle BPQ = \frac{1}{2} \triangle ABC
となる必要がある。
四角形APRMは平行四辺形であるから、APR=ARM \triangle APR = \triangle ARM
ABM=ABC/2 \triangle ABM = \triangle ABC / 2 より、PBQ\triangle PBQABC/2\triangle ABC / 2となるQを求めれば良い。
BPM\triangle BPMと四角形APRQの面積は等しい。
ARPMAR \parallel PMより、APR=AMR\triangle APR = \triangle AMR
RRは辺BC上の点である。
QQは線分MRMRの中点である。

3. 最終的な答え

点Pを通り、AMに平行な線とBCの交点をRとする。
線分MRの中点をQとする。

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