座標平面上に点A(5, 0)と、中心の座標が(2, 1)でx軸に接する円Dがある。点Aを通り、円Dに接する直線のうち、x軸と異なるものを$\ell$とする。 (1) $\ell$の方程式と、$\ell$とDの接点の座標を求める。 (2) 直線$\ell$上に点B、x軸上に点Cをとる。$\triangle ABC$に円Dが内接し、$AC = BC$となるとき、B, Cの座標を求める。

幾何学接線座標平面二等辺三角形
2025/6/10
はい、数学の問題を解きます。

1. 問題の内容

座標平面上に点A(5, 0)と、中心の座標が(2, 1)でx軸に接する円Dがある。点Aを通り、円Dに接する直線のうち、x軸と異なるものを\ellとする。
(1) \ellの方程式と、\ellとDの接点の座標を求める。
(2) 直線\ell上に点B、x軸上に点Cをとる。ABC\triangle ABCに円Dが内接し、AC=BCAC = BCとなるとき、B, Cの座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
円Dは中心(2, 1)でx軸に接するので、半径は1である。
直線\ellは点A(5, 0)を通るので、y=k(x5)y = k(x - 5)と表せる。
kxy5k=0kx - y - 5k = 0
円Dの中心(2, 1)と直線\ellの距離は半径1に等しいので、
2k15kk2+1=1\frac{|2k - 1 - 5k|}{\sqrt{k^2 + 1}} = 1
3k1=k2+1| -3k - 1 | = \sqrt{k^2 + 1}
(3k1)2=k2+1(-3k - 1)^2 = k^2 + 1
9k2+6k+1=k2+19k^2 + 6k + 1 = k^2 + 1
8k2+6k=08k^2 + 6k = 0
2k(4k+3)=02k(4k + 3) = 0
k=0,34k = 0, -\frac{3}{4}
直線\ellはx軸と異なるので、k=34k = -\frac{3}{4}
\ellの方程式はy=34(x5)y = -\frac{3}{4}(x - 5)
4y=3x+154y = -3x + 15
3x+4y15=03x + 4y - 15 = 0
3x+4y=153x + 4y = 15
直線\ellと円Dの接点を(x, y)とする。
円の方程式は(x2)2+(y1)2=1(x - 2)^2 + (y - 1)^2 = 1
3x+4y=153x + 4y = 15より、y=153x4y = \frac{15 - 3x}{4}
(x2)2+(153x41)2=1(x - 2)^2 + (\frac{15 - 3x}{4} - 1)^2 = 1
(x2)2+(113x4)2=1(x - 2)^2 + (\frac{11 - 3x}{4})^2 = 1
16(x24x+4)+(9x266x+121)=1616(x^2 - 4x + 4) + (9x^2 - 66x + 121) = 16
16x264x+64+9x266x+121=1616x^2 - 64x + 64 + 9x^2 - 66x + 121 = 16
25x2130x+169=025x^2 - 130x + 169 = 0
(5x13)2=0(5x - 13)^2 = 0
x=135x = \frac{13}{5}
y=153(135)4=753920=3620=95y = \frac{15 - 3(\frac{13}{5})}{4} = \frac{75 - 39}{20} = \frac{36}{20} = \frac{9}{5}
接点の座標は(135,95)(\frac{13}{5}, \frac{9}{5})
(2)
ABC\triangle ABCAC=BCAC = BCの二等辺三角形なので、辺ABの中点をMとすると、CMABCM \perp AB
MMは線分ABの中点なので、Mの座標は(5+xB2,yB2)(\frac{5 + x_B}{2}, \frac{y_B}{2})
Mは直線CMCM上にあるので、AMC=90\angle AMC = 90^{\circ}
直線\ellの傾きは34-\frac{3}{4}なので、直線CMCMの傾きは43\frac{4}{3}
Cはx軸上にあるので、Cの座標は(xC,0)(x_C, 0)
MM(135,95)(\frac{13}{5}, \frac{9}{5})
Cの傾き=9/5013/5xC=9135xC=43\frac{9/5-0}{13/5-x_C} = \frac{9}{13-5x_C} = \frac{4}{3}
27=5220xC27 = 52 - 20x_C
20xC=2520x_C = 25
xC=54x_C = \frac{5}{4}
C(54,0)C(\frac{5}{4}, 0)
MMはABの中点であるから、点A(5, 0)と点B(x, y)を結ぶ線分の中点が(135,95)(\frac{13}{5}, \frac{9}{5})なので、
5+x2=135\frac{5+x}{2} = \frac{13}{5}, 0+y2=95\frac{0+y}{2} = \frac{9}{5}
5+x=2655+x = \frac{26}{5}, y=185y = \frac{18}{5}
x=2655=15x = \frac{26}{5} - 5 = \frac{1}{5}
B(15,185)B(\frac{1}{5}, \frac{18}{5})

3. 最終的な答え

(1)
円Dの半径は1。
直線\ellの方程式は3x+4y=153x + 4y = 15
\ellとDとの接点の座標は(135,95)(\frac{13}{5}, \frac{9}{5})
(2)
Mの座標は(135,95)(\frac{13}{5}, \frac{9}{5})
Bの座標は(15,185)(\frac{1}{5}, \frac{18}{5})
Cの座標は(54,0)(\frac{5}{4}, 0)

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