次の微分方程式を解きます。 $\frac{d^2x}{dt^2} = -2a$ ただし、初期条件は $t=0$ のとき $x=x_0$、$\frac{dx}{dt}=v_0$ です。

解析学微分方程式積分初期条件
2025/6/10

1. 問題の内容

次の微分方程式を解きます。
d2xdt2=2a\frac{d^2x}{dt^2} = -2a
ただし、初期条件は t=0t=0 のとき x=x0x=x_0dxdt=v0\frac{dx}{dt}=v_0 です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた微分方程式を tt で積分します。
d2xdt2dt=2adt\int \frac{d^2x}{dt^2} dt = \int -2a dt
dxdt=2at+C1\frac{dx}{dt} = -2at + C_1
ここで、C1C_1 は積分定数です。初期条件 dxdt=v0\frac{dx}{dt} = v_0t=0t=0 で適用すると、
v0=2a(0)+C1v_0 = -2a(0) + C_1
C1=v0C_1 = v_0
したがって、
dxdt=2at+v0\frac{dx}{dt} = -2at + v_0
次に、再び tt で積分します。
dxdtdt=(2at+v0)dt\int \frac{dx}{dt} dt = \int (-2at + v_0) dt
x=at2+v0t+C2x = -at^2 + v_0t + C_2
ここで、C2C_2 は積分定数です。初期条件 x=x0x=x_0t=0t=0 で適用すると、
x0=a(0)2+v0(0)+C2x_0 = -a(0)^2 + v_0(0) + C_2
C2=x0C_2 = x_0
したがって、
x=at2+v0t+x0x = -at^2 + v_0t + x_0

3. 最終的な答え

x=at2+v0t+x0x = -at^2 + v_0t + x_0

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