自然数の列が、第n群に2n個の自然数が入るように群に分けられている。 (1) 第1群から第n群までに含まれる数の個数を求める。 (2) 第n群の最初の自然数を求める。 (3) 第10群に含まれるすべての自然数の和を求める。 (4) 200が第何群の第何項か求める。

代数学数列群数列等差数列和の公式
2025/6/10

1. 問題の内容

自然数の列が、第n群に2n個の自然数が入るように群に分けられている。
(1) 第1群から第n群までに含まれる数の個数を求める。
(2) 第n群の最初の自然数を求める。
(3) 第10群に含まれるすべての自然数の和を求める。
(4) 200が第何群の第何項か求める。

2. 解き方の手順

(1) 第k群には2k個の自然数が含まれるので、第1群から第n群までに含まれる自然数の個数は、
2×1+2×2+...+2×n=2(1+2+...+n)2 \times 1 + 2 \times 2 + ... + 2 \times n = 2(1 + 2 + ... + n)
である。
1+2+...+n=n(n+1)21 + 2 + ... + n = \frac{n(n+1)}{2}
より、
2×n(n+1)2=n(n+1)2 \times \frac{n(n+1)}{2} = n(n+1)
(2) 第n群の最初の自然数は、第1群から第(n-1)群までに含まれる自然数の個数+1である。(1)の結果より、第1群から第(n-1)群までに含まれる自然数の個数は(n-1)n個である。したがって、第n群の最初の自然数は(n-1)n + 1 = n2n+1n^2 - n + 1となる。
(3) 第10群の最初の自然数は、10210+1=10010+1=9110^2 - 10 + 1 = 100 - 10 + 1 = 91
第10群には2*10 = 20個の自然数が含まれるので、第10群の最後の自然数は、91 + 19 = 110。
第10群に含まれるすべての自然数の和は、初項91、末項110、項数20の等差数列の和である。
したがって、和は、202(91+110)=10×201=2010\frac{20}{2}(91+110) = 10 \times 201 = 2010
(4) 200が第N群にあるとする。まず、第N群の最初の自然数はN2N+1N^2 - N + 1
第N群までに含まれる自然数の数はN(N+1)N(N+1)である。
第N-1群までに含まれる自然数の数は(N1)N=N2N(N-1)N = N^2 - Nである。
N2N<200N(N+1)=N2+NN^2 - N < 200 \leq N(N+1) = N^2+N
N=14N=14とすると、14214=19614=18214^2 - 14 = 196-14 = 182
142+14=196+14=21014^2 + 14 = 196 + 14 = 210
N=14N=14のとき、第14群の最初の数は14214+1=19614+1=18314^2 - 14 + 1 = 196-14+1 = 183
したがって、200は第14群に属する。
200は第14群の何番目か計算する。200-183+1 = 18。
したがって、200は第14群の18番目である。

3. 最終的な答え

(1) n(n+1)n(n+1)
(2) n2n+1n^2 - n + 1
(3) 2010
(4) 第14群の18番目

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