(1) y=2x−1x2 の微分 商の微分公式 (vu)′=v2u′v−uv′ を用います。 u=x2 とすると u′=2x v=2x−1=(2x−1)1/2 とすると v′=21(2x−1)−1/2⋅2=(2x−1)−1/2=2x−11 したがって、
y′=(2x−1)22x2x−1−x2⋅2x−11=(2x−1)2x−12x(2x−1)−x2=(2x−1)2x−14x2−2x−x2=(2x−1)2x−13x2−2x=(2x−1)2x−1x(3x−2) (2) y=∣x2−1∣ の微分 絶対値記号があるため、場合分けをします。
(i) x2−1>0 つまり ∣x∣>1 のとき、y=x2−1 y′=21(x2−1)−1/2⋅2x=x2−1x (ii) x2−1<0 つまり ∣x∣<1 のとき、y=−(x2−1)=1−x2 y′=21(1−x2)−1/2⋅(−2x)=1−x2−x したがって、
$y' = \begin{cases}
\frac{x}{\sqrt{x^2 - 1}} & (|x| > 1) \\
\frac{-x}{\sqrt{1 - x^2}} & (|x| < 1)
\end{cases}$
これは
y′=∣x2−1∣x⋅∣x2−1∣x2−1=∣x2−1∣∣x2−1∣x(x2−1) とも書けます。