$\log_a b = \frac{\log_k b}{\log_k a}$ と表されるものです。

代数学対数対数法則底の変換
2025/6/11
## 問題1:
1 と異なる正の数 a,b,ca, b, c に対して、次の等式を証明する問題です。
logablogbclogca=1\log_a b \cdot \log_b c \cdot \log_c a = 1
## 解き方の手順:

1. 対数の底の変換公式を使用します。底の変換公式は、任意の正の数 $k$(ただし $k \neq 1$)に対して、

logab=logkblogka\log_a b = \frac{\log_k b}{\log_k a}
と表されるものです。

2. 与えられた式のそれぞれの対数に対して、底の変換公式を適用します。ここでは、底を $k$ とします。

logab=logkblogka\log_a b = \frac{\log_k b}{\log_k a}
logbc=logkclogkb\log_b c = \frac{\log_k c}{\log_k b}
logca=logkalogkc\log_c a = \frac{\log_k a}{\log_k c}

3. これらを元の式に代入します。

logablogbclogca=logkblogkalogkclogkblogkalogkc\log_a b \cdot \log_b c \cdot \log_c a = \frac{\log_k b}{\log_k a} \cdot \frac{\log_k c}{\log_k b} \cdot \frac{\log_k a}{\log_k c}

4. 分子と分母で同じ項を約分します。すると、以下のようになります。

logkblogkalogkclogkblogkalogkc=1\frac{\log_k b}{\log_k a} \cdot \frac{\log_k c}{\log_k b} \cdot \frac{\log_k a}{\log_k c} = 1
## 最終的な答え:
logablogbclogca=1\log_a b \cdot \log_b c \cdot \log_c a = 1
したがって、与えられた等式は証明されました。

「代数学」の関連問題

与えられた式 $x^2 - (2a - 3)x + a^2 - 3a + 2$ を因数分解する問題です。

因数分解二次式多項式
2025/6/12

複素数平面上の点 $z$ を点 $\alpha z$ に移す変換が、点 $z$ をどのように移動させる変換であるかを答える問題です。ここで、$\alpha = \sqrt{3} - i$ です。

複素数複素数平面回転拡大極形式
2025/6/12

与えられた多項式 $x^3y + x^2y^2 + x^3 + x^2y - xy - y^2 - x - y$ を因数分解します。

因数分解多項式代数
2025/6/12

変数 $x$ と $y$ が与えられたとき、$y$ が $x$ に比例する場合と反比例する場合について、比例定数 $a$ を用いて $y$ を $x$ の式で表し、グラフの特徴を答える問題です。

比例反比例関数グラフ比例定数
2025/6/12

複素数 $\alpha$ と $\beta$ が与えられています。 $\alpha = 4(\cos\frac{3}{4}\pi + i\sin\frac{3}{4}\pi)$ $\beta = \s...

複素数極形式複素数の積複素数の商
2025/6/12

昨年の小学生の参加者を $x$ 人、中学生の参加者を $y$ 人とする。昨年の参加者の合計は70人であり、今年は小学生が20%減少し、中学生が10%増加した結果、全体で2人減少して68人になった。この...

連立方程式文章題割合方程式
2025/6/12

A組とB組がリサイクル活動で古紙と空き缶を集めた。A組は古紙$x$ kgと空き缶$y$ kgを合わせて40 kg集めた。B組はA組に比べて、古紙は10%多く、空き缶は15%少なく、全体では38 kg集...

連立方程式文章問題割合
2025/6/12

連立方程式 $ax - by = 10$ $2bx + ay = -2$ の解が$(x, y) = (2, 3)$であるとき、$a$と$b$の値を求める問題です。

連立方程式代入方程式の解
2025/6/12

a, b, c が実数であるとき、以下の3つの命題の真偽を判定し、偽である場合は反例を挙げてください。 (1) $a = 3 \implies a^2 + 4a - 21 = 0$ (2) $ac =...

命題真偽反例実数方程式
2025/6/12

与えられた式 $x^2y - 2xyz - y - xy^2 + x - 2z$ を因数分解する。

因数分解多項式
2025/6/12