1. 問題の内容
のとき、 (Cは定数) となることを平均値の定理を用いて示す問題です。
2. 解き方の手順
平均値の定理とは、関数 が閉区間 で連続で、開区間 で微分可能であるとき、
を満たす が の範囲に少なくとも1つ存在する、という定理です。
この問題では、ある関数 の導関数 が与えられています。
が の形であることを平均値の定理を用いて示す必要があります。
まず、 と の差を考えます。
と定義します。
このとき、 となります。
問題文より、 なので、 となります。
次に、区間 において に平均値の定理を適用します。
平均値の定理より、
を満たす が の範囲に存在します。
より、 であるため、
となります。
したがって、、つまり となります。
これは、 が定数関数であることを意味します。
よって、 (Cは定数)と表せます。
であったので、 となります。
したがって、 となります。