方程式 $(x^2 - 1)\cos x + \sqrt{2}\sin x - 1 = 0$ が、開区間 $(0, 1)$ において実数解を持つことを示す。
2025/6/11
## 問題5
1. 問題の内容
方程式 が、開区間 において実数解を持つことを示す。
2. 解き方の手順
与えられた方程式を とおく。
と の符号を調べ、中間値の定理を利用する。
まず、 のとき、
次に、 のとき、
ここで、 であるため、 である。
また、 の値は1ラジアン(約57度)におけるサインの値なので、 である。
したがって、
かつ であり、 は連続関数であるから、中間値の定理より、開区間 において、 となる実数解が存在する。
3. 最終的な答え
方程式 は、開区間 において実数解を持つ。
## 問題6
1. 問題の内容
関数 の逆関数を求める。
2. 解き方の手順
まず、 を について解く。
両辺に2を掛けて、
を左辺に移項して、
両辺を2乗して、
について整理すると、
これを について解くために、解の公式を用いる。
したがって、
次に、 と を入れ替える。
元の関数の定義域を考える。 が定義されるためには、 より 。
のとき
のとき
元の関数の値域は
逆関数の定義域は となる。
において、 となる。