## 問題の内容
放物線 が与えられている。
(1) 放物線の頂点の 座標を で表し、 が負のときの頂点の 座標の符号を判断し、 が負のときの放物線と 軸の共有点の個数を求める。
(2) 放物線が 軸の正の部分と負の部分の両方で交わるときの の取り得る値の範囲を求める。
## 解き方の手順
(1)
- 頂点の 座標を で表す:
を平方完成すると、
となる。
したがって、頂点の座標は であり、頂点の 座標は である。
- が負のときの頂点の 座標の符号を判断:
頂点の 座標は である。 のとき、 であるから、 かつ である。したがって、 となり、頂点の 座標は常に正である。よって、選択肢は1である。
- が負のときの放物線と 軸の共有点の個数を求める:
のとき、頂点の 座標は正であり、放物線は下に凸であるから、 軸との共有点は2個である。
(2)
放物線 が 軸の正の部分と負の部分の両方で交わるためには、 のときの 座標が負である必要がある。
したがって、 または である。
## 最終的な答え
(1)
- (ア):
- (イ): 1
- (ウ): 2
(2)
または