右図のような道のある町で、A地点からD地点まで行く最短経路の数を求める問題です。ただし、(1)はB地点を、(2)はC地点を必ず通るという条件がついています。 (3)はA地点からD地点まで行く最短経路の総数を求めます。

幾何学最短経路組み合わせ格子点
2025/6/12

1. 問題の内容

右図のような道のある町で、A地点からD地点まで行く最短経路の数を求める問題です。ただし、(1)はB地点を、(2)はC地点を必ず通るという条件がついています。 (3)はA地点からD地点まで行く最短経路の総数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) A地点からB地点を通ってD地点まで行く場合:
まず、A地点からB地点までの最短経路の数を求めます。A地点からB地点までは、右に3回、上に2回移動する必要があります。したがって、最短経路の数は組み合わせで計算できます。
(3+22)=(52)=5!2!3!=5×42×1=10 \binom{3+2}{2} = \binom{5}{2} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
次に、B地点からD地点までの最短経路の数を求めます。B地点からD地点までは、右に2回、上に3回移動する必要があります。したがって、最短経路の数は組み合わせで計算できます。
(2+33)=(53)=5!3!2!=5×42×1=10 \binom{2+3}{3} = \binom{5}{3} = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
A地点からB地点を経由してD地点まで行く最短経路の数は、AからBまでの経路数とBからDまでの経路数の積で計算できます。
10×10=100 10 \times 10 = 100
(2) A地点からC地点を通ってD地点まで行く場合:
まず、A地点からC地点までの最短経路の数を求めます。A地点からC地点までは、右に2回、上に4回移動する必要があります。したがって、最短経路の数は組み合わせで計算できます。
(2+42)=(62)=6!2!4!=6×52×1=15 \binom{2+4}{2} = \binom{6}{2} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
次に、C地点からD地点までの最短経路の数を求めます。C地点からD地点までは、右に3回、上に1回移動する必要があります。したがって、最短経路の数は組み合わせで計算できます。
(3+11)=(41)=4!1!3!=4 \binom{3+1}{1} = \binom{4}{1} = \frac{4!}{1!3!} = 4
A地点からC地点を経由してD地点まで行く最短経路の数は、AからCまでの経路数とCからDまでの経路数の積で計算できます。
15×4=60 15 \times 4 = 60
(3) A地点からD地点まで行く場合:
A地点からD地点までは、右に5回、上に5回移動する必要があります。したがって、最短経路の数は組み合わせで計算できます。
(5+55)=(105)=10!5!5!=10×9×8×7×65×4×3×2×1=252 \binom{5+5}{5} = \binom{10}{5} = \frac{10!}{5!5!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7 \times 6}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 252

3. 最終的な答え

(1) 100通り
(2) 60通り
(3) 252通り

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