8人の並び方に関する問題です。具体的には、女子5人、男子3人が1列に並ぶときの並び方について、以下の条件を満たす場合の数を求めます。 (1) 女子5人が続いて並ぶ。 (2) 女子5人、男子3人がそれぞれ続いて並ぶ。 (3) 両端が男子である。 (4) どの男子も隣り合わない。 また、男子4人、女子4人が男女交互に1列に並ぶ方法の数を求めます。

確率論・統計学順列組み合わせ場合の数並び方数え上げ
2025/6/12

1. 問題の内容

8人の並び方に関する問題です。具体的には、女子5人、男子3人が1列に並ぶときの並び方について、以下の条件を満たす場合の数を求めます。
(1) 女子5人が続いて並ぶ。
(2) 女子5人、男子3人がそれぞれ続いて並ぶ。
(3) 両端が男子である。
(4) どの男子も隣り合わない。
また、男子4人、女子4人が男女交互に1列に並ぶ方法の数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 女子5人が続いて並ぶ場合
女子5人をひとまとめにして考えると、全体で4つのもの(女子のグループ1つと男子3人)を並べることになるので、並べ方は 4!4! 通りあります。また、女子5人の中での並び方は 5!5! 通りあるので、全体の並び方は 4!×5!4! \times 5! 通りです。
(2) 女子5人、男子3人がそれぞれ続いて並ぶ場合
女子5人のグループと男子3人のグループの2つのグループを並べることになるので、並べ方は 2!2! 通りあります。また、女子5人の中での並び方は 5!5! 通り、男子3人の中での並び方は 3!3! 通りあるので、全体の並び方は 2!×5!×3!2! \times 5! \times 3! 通りです。
(3) 両端が男子である場合
まず、両端に男子を配置する方法は、3人の男子から2人を選んで並べるので 3P2_{3}P_{2} 通りです。残りの6人は自由に並べることができるので 6!6! 通り。よって、全体の並び方は 3P2×6!_{3}P_{2} \times 6! 通りです。
(4) どの男子も隣り合わない場合
まず、女子5人を並べます。並べ方は 5!5! 通りです。次に、女子5人の間にできる6つのスペース(両端を含む)から3つを選んで男子を配置します。この選び方は 6P3_{6}P_{3} 通りです。よって、全体の並び方は 5!×6P35! \times _{6}P_{3} 通りです。
男子4人、女子4人が男女交互に1列に並ぶ場合
まず、男子を先に並べる場合と女子を先に並べる場合の2通りがあります。
男子を先に並べる場合、男子の並び方は 4!4! 通り。男子の間に女子を並べるので、女子の並び方も 4!4! 通り。
女子を先に並べる場合も同様に、4!×4!4! \times 4! 通り。
したがって、合計の並び方は 2×4!×4!2 \times 4! \times 4! 通りです。

3. 最終的な答え

(1) 女子5人が続いて並ぶ場合: 4!×5!=24×120=28804! \times 5! = 24 \times 120 = 2880 通り
(2) 女子5人、男子3人がそれぞれ続いて並ぶ場合: 2!×5!×3!=2×120×6=14402! \times 5! \times 3! = 2 \times 120 \times 6 = 1440 通り
(3) 両端が男子である場合: 3P2×6!=6×720=4320_{3}P_{2} \times 6! = 6 \times 720 = 4320 通り
(4) どの男子も隣り合わない場合: 5!×6P3=120×(6×5×4)=120×120=144005! \times _{6}P_{3} = 120 \times (6 \times 5 \times 4) = 120 \times 120 = 14400 通り
男子4人、女子4人が男女交互に1列に並ぶ場合: 2×4!×4!=2×24×24=11522 \times 4! \times 4! = 2 \times 24 \times 24 = 1152 通り

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