長さ $a = 200 \text{ mm}$、断面積 $A_1 = 400 \text{ mm}^2$ の部分 AC と、長さ $b = 300 \text{ mm}$、断面積 $A_2 = 200 \text{ mm}^2$ の部分 CB からなるアルミニウム製の段付き棒がある。両端 A, B は剛体壁で固定されている。中間点 C に右向きの軸方向引張荷重 $F = 60 \text{ kN}$ を加えたとき、各部分 AC, CB に生じる軸応力 $\sigma_{AC}$、$\sigma_{CB}$ を求めよ。アルミニウムのヤング率 $E = 69 \text{ GPa}$ は区間で等しい。
2025/6/12
1. 問題の内容
長さ 、断面積 の部分 AC と、長さ 、断面積 の部分 CB からなるアルミニウム製の段付き棒がある。両端 A, B は剛体壁で固定されている。中間点 C に右向きの軸方向引張荷重 を加えたとき、各部分 AC, CB に生じる軸応力 、 を求めよ。アルミニウムのヤング率 は区間で等しい。
2. 解き方の手順
まず、AC部分とCB部分に生じる力をそれぞれ 、とおく。
力の釣り合いより、
変形適合条件より、AC部分の伸びとCB部分の縮みの絶対値は等しい。
ヤング率は一定なので、
上記の2式より、、を求める。
これを力の釣り合いの式に代入すると
応力は、 なので、
(引張)
(圧縮)
3. 最終的な答え
(引張), (圧縮)