関数 $f(x) = -2x^3 - x^2 + 2x$ について、$x$ が $-1 \le x \le 2$ の範囲で変化するときの $f(x)$ の平均変化率を求める。

解析学関数平均変化率三次関数
2025/3/28

1. 問題の内容

関数 f(x)=2x3x2+2xf(x) = -2x^3 - x^2 + 2x について、xx1x2-1 \le x \le 2 の範囲で変化するときの f(x)f(x) の平均変化率を求める。

2. 解き方の手順

平均変化率は、区間の端点における関数の値の差を区間の幅で割ったものです。
区間の端点は x1=1x_1 = -1x2=2x_2 = 2 です。
まず、f(x)f(x)x1=1x_1 = -1 を代入して、f(1)f(-1) を計算します。
f(1)=2(1)3(1)2+2(1)=2(1)12=212=1f(-1) = -2(-1)^3 - (-1)^2 + 2(-1) = -2(-1) - 1 - 2 = 2 - 1 - 2 = -1
次に、f(x)f(x)x2=2x_2 = 2 を代入して、f(2)f(2) を計算します。
f(2)=2(2)3(2)2+2(2)=2(8)4+4=164+4=16f(2) = -2(2)^3 - (2)^2 + 2(2) = -2(8) - 4 + 4 = -16 - 4 + 4 = -16
平均変化率は、以下の式で計算できます。
f(x2)f(x1)x2x1\frac{f(x_2) - f(x_1)}{x_2 - x_1}
x1=1x_1 = -1, x2=2x_2 = 2, f(1)=1f(-1) = -1, f(2)=16f(2) = -16 を代入すると、
f(2)f(1)2(1)=16(1)2(1)=16+12+1=153=5\frac{f(2) - f(-1)}{2 - (-1)} = \frac{-16 - (-1)}{2 - (-1)} = \frac{-16 + 1}{2 + 1} = \frac{-15}{3} = -5

3. 最終的な答え

-5

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