与えられた4つの問題について、それぞれの答えを求める。 (1) $\sqrt{24n}$ が自然数となるような最小の自然数 $n$ を求める。 (2) $\sqrt{180}$ を小数で表したときの整数部分の数を求める。 (3) $x = \frac{\sqrt{5}+1}{3}$ のとき、$9x^2 - 6x + 1$ の値を求める。 (4) $\sqrt{5}$ の小数部分を $a$ とするとき、$\frac{a-3}{a+2}$ の値を求める。

代数学平方根数の性質式の計算無理数
2025/6/12

1. 問題の内容

与えられた4つの問題について、それぞれの答えを求める。
(1) 24n\sqrt{24n} が自然数となるような最小の自然数 nn を求める。
(2) 180\sqrt{180} を小数で表したときの整数部分の数を求める。
(3) x=5+13x = \frac{\sqrt{5}+1}{3} のとき、9x26x+19x^2 - 6x + 1 の値を求める。
(4) 5\sqrt{5} の小数部分を aa とするとき、a3a+2\frac{a-3}{a+2} の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 24n=233n\sqrt{24n} = \sqrt{2^3 \cdot 3 \cdot n} より、nn23=62 \cdot 3 = 6 の倍数であれば 24n\sqrt{24n} は自然数になる。したがって、最小の自然数 nn は 6。
(2) 180=365=65\sqrt{180} = \sqrt{36 \cdot 5} = 6\sqrt{5} である。5\sqrt{5}2<5<32 < \sqrt{5} < 3 であるから、12<65<1812 < 6\sqrt{5} < 18。正確な値を求めるために、2.22=4.842.2^2 = 4.842.32=5.292.3^2 = 5.29 であるから、2.2<5<2.32.2 < \sqrt{5} < 2.3 である。すると、6×2.2=13.26 \times 2.2 = 13.26×2.3=13.86 \times 2.3 = 13.8。従って180\sqrt{180}の整数部分は13。
(3) x=5+13x = \frac{\sqrt{5}+1}{3} より、3x=5+13x = \sqrt{5}+1。従って、3x1=53x - 1 = \sqrt{5}。両辺を2乗すると (3x1)2=5(3x-1)^2 = 59x26x+1=59x^2 - 6x + 1 = 5。よって、9x26x+19x^2 - 6x + 1 の値は 5。
(4) 5\sqrt{5}2<5<32 < \sqrt{5} < 3 より、5\sqrt{5} の整数部分は 2。小数部分 a=52a = \sqrt{5} - 2
a3a+2=52352+2=555=(55)555=5555=15\frac{a-3}{a+2} = \frac{\sqrt{5}-2-3}{\sqrt{5}-2+2} = \frac{\sqrt{5}-5}{\sqrt{5}} = \frac{(\sqrt{5}-5)\sqrt{5}}{\sqrt{5}\sqrt{5}} = \frac{5-5\sqrt{5}}{5} = 1 - \sqrt{5}

3. 最終的な答え

(1) n=6n = 6
(2) 13
(3) 5
(4) 151 - \sqrt{5}

「代数学」の関連問題

与えられた行列 $A = \begin{bmatrix} 1 & 2 & 2 \\ 2 & 1 & -1 \\ 0 & 1 & 1 \end{bmatrix}$ の逆行列 $X$ を求める問題です。逆...

行列逆行列行列式余因子行列
2025/6/14

与えられた行列 $A$ の階数(rank)を求めます。 $A = \begin{bmatrix} 8 & -4 & -3 & 5 \\ 3 & 0 & -2 & 3 \\ -5 & 4 & 1 & -...

線形代数行列階数行基本変形
2025/6/14

与えられた行列 $A$ の階数 (rank) を求める問題です。 $A = \begin{bmatrix} 8 & -4 & -3 & 5 \\ 3 & 0 & -2 & 3 \\ -5 & 4 & ...

線形代数行列階数rank掃き出し法
2025/6/14

与えられた連立一次方程式が非自明解を持つような $t$ の値をすべて求める問題です。連立方程式は次のとおりです。 $tx - y + 3z = 0$ $x + y + tz = 0$ $x - ty ...

線形代数行列式連立一次方程式3次方程式
2025/6/14

与えられた4元連立一次方程式の解を、任意の実数定数$\alpha, \beta$を用いて表す問題です。具体的には、$x, y, z, w$を$\alpha, \beta$の式で表し、そのうち$x, z...

連立一次方程式線形代数方程式の解法
2025/6/14

与えられた連立方程式を解き、係数行列 $A$ と拡大係数行列 $B$ のランクを求め、解 $x$, $y$, $z$ を求める問題です。連立方程式は以下の通りです。 $\begin{cases} x ...

連立方程式線形代数行列ランク行列式
2025/6/14

問題は、与えられた連立方程式を掃き出し法(ガウスの消去法)を用いて解くことです。 (1) $2x + y = 0$ $5x - 2y = 3$ $4x - y = 1$ (2) $3x + 2y + ...

連立方程式ガウスの消去法線形代数行列
2025/6/14

与えられた行列 $A$ を行基本変形によって簡約化し、簡約化された行列の主成分がある列をすべて選び、行列 $A$ の階数(ランク)を求める問題です。 $A = \begin{bmatrix} 1 & ...

線形代数行列行基本変形ランク簡約化
2025/6/14

与えられた連立方程式を掃き出し法を用いて解き、解が存在するかどうかを確認する。

連立方程式線形代数掃き出し法解の存在
2025/6/14

この問題は、与えられた連立方程式を掃き出し法を用いて解くものです。問題は2つあります。 (1) $2x + y = 0$ $5x - 2y = 3$ $4x - y = 1$ (2) $3x + 2y...

連立方程式行列掃き出し法
2025/6/14