正四面体を、ある面を底面にして置き、1つの辺を軸として3回回転させます。2回目以降は、直前にあった場所を通らないように回転させる時、以下の問いに答えてください。 (1) 転がし方の総数を求めてください。 (2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数を求めてください。
2025/6/12
1. 問題の内容
正四面体を、ある面を底面にして置き、1つの辺を軸として3回回転させます。2回目以降は、直前にあった場所を通らないように回転させる時、以下の問いに答えてください。
(1) 転がし方の総数を求めてください。
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数を求めてください。
2. 解き方の手順
(1) 転がし方の総数
最初に底面にしている面以外の3つの面を順番に底面にすることができます。
1回目の回転では、3通りの選択肢があります。
2回目の回転では、直前にあった場所を通らないようにする必要があるので、1回目の回転で底面にしていた面以外の2つの面を選択できます。
3回目の回転でも同様に、直前にあった場所を通らないようにする必要があるので、2回目の回転で底面にしていた面以外の2つの面を選択できます。
したがって、転がし方の総数は で計算できます。
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数
まず、正四面体の底面を固定すると、上面の頂点は3通りあります。
1回目の回転で、底面は3通りの可能性があり、それぞれについて上面の頂点が3通りあるので、3x3=9通りの位置があり得ます。
2回目の回転で、底面は2通りの可能性があり、それぞれについて上面の頂点が3通りあるので、2x3=6通りの位置があり得ます。しかし、回転のさせ方によっては同じ位置になることがあります。
3回の回転後、正四面体の位置は何通りになるかを考えます。1回目の回転で3つの異なる面が底面になりえます。2回目の回転では、直前の面以外の2つの面が底面になりえます。3回目の回転でも、直前の面以外の2つの面が底面になりえます。したがって、回転の方法は 通りです。
しかし、回転の方法が異なっても、最終的な位置が同じになることがあります。最初にどの面を底面にするかを固定して考えると、残りの3つの面をローテーションして底面にすることができ、それぞれの場合で2x2=4通りの回転のさせ方があります。
回転のさせ方によって、正四面体の位置が何通りになるかを考える必要があります。正四面体を3回回転させた後の位置は、全部で6通りになります。
3. 最終的な答え
(1) 転がし方の総数:12通り
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数:6通り