関数 $f(\theta) = -\sin 3\theta + \frac{5}{2}\cos 2\theta - 5\sin \theta + \frac{1}{2}$ ($0 \le \theta < 2\pi$) について、 (1) $\cos 2\theta = $ ア $-$ イ $\sin^2 \theta$, $\sin 3\theta =$ ウ $\sin \theta -$ エ $\sin^3 \theta$ であるから、$t = \sin \theta$ とおいて、$f(\theta)$ を $t$ を用いて表すと、$f(\theta) = $ オ $t^3 -$ カ $t^2 -$ キ $t +$ ク となる。 また、$0 \le \theta < 2\pi$ であるから、$t$ の値の範囲は ケコ $\le t \le$ サ である。 したがって、$f(\theta)$ は $\theta = \frac{\text{シ}}{\text{ス}}\pi$ または $\theta = \frac{\text{セソ}}{\text{タ}}\pi$ のとき、最大値 チツ をとり、$\theta = \frac{\text{ト}}{\text{ナ}}\pi$ のとき、最小値 ニ をとる。 (2) 方程式 $f(\theta) = k$ が $0 \le \theta < 2\pi$ の範囲で異なる2個の実数解をもつとき、定数 $k$ の値の範囲は $\frac{\text{ヌネ}}{\text{ノ}}$ または ハヒ $< k <$ フ である。
2025/6/12
1. 問題の内容
関数 () について、
(1) ア イ , ウ エ であるから、 とおいて、 を を用いて表すと、 オ カ キ ク となる。
また、 であるから、 の値の範囲は ケコ サ である。
したがって、 は または のとき、最大値 チツ をとり、 のとき、最小値 ニ をとる。
(2) 方程式 が の範囲で異なる2個の実数解をもつとき、定数 の値の範囲は または ハヒ フ である。
2. 解き方の手順
(1)
なので、ア=1、イ=2。
なので、ウ=3、エ=4。
とおくと、 なので、オ=4、カ=5、キ=8、ク=3。
より なので、 。したがって、ケコ=-1、サ=1。
となるのは、 または
なので、 のみ考慮する。
のとき、
のとき、
のとき、
のとき、 なので、 。したがって、シ=7、ス=6、セソ=11、タ=6。
最大値は なので、チツ=21、テ=4。
のとき、 なので、 。したがって、ト=1、ナ=2。
最小値は なので、ニ=-6。
(2)
が の範囲で異なる2個の実数解をもつためには、 が の範囲で、実数解を2つ持てば良い。よりの値が2個決まる。のときは、が1つに決まることに注意する。
のとき, のとき, のとき、
について、グラフを考える。は最大1つの解に対応する。
が2個になるのは、のとき
.
.
の時、なのでは2つ。
の時、なのでは1つ。
の時、なのでは1つ。
と の交点の数を考える。
だと、の解を持つ。しかしは1つ。
だと、の解を持つ。しかしは2つ。
だと、の解を持つ。しかしは1つ。
関数で考えた時、が2つ存在するとき、異なるが4つ存在しうる(それぞれに対応するの値が2つずつ存在するため)。
と以外のに対し、は2個存在する。の時、は1つ。
のグラフについて、異なる2個の実数解を持つ条件は、
-6
ヌネ=-6、ノ=1、ハヒ=-6、フ=2。
3. 最終的な答え
ア=1, イ=2, ウ=3, エ=4, オ=4, カ=5, キ=8, ク=3, ケコ=-1, サ=1, シ=7, ス=6, セソ=11, タ=6, チツ=21, テ=4, ト=1, ナ=2, ニ=-6, ヌネ=-6, ノ=1, ハヒ=-6, フ=2