半径1の円の直交する2つの半径OA, OBがある。PQはBOに平行で、四角形PQQ'P'は正方形である。Pが弧AB上を動くとき、斜線部分の面積Sが最大となるときの線分PQの長さを求める。
2025/6/12
1. 問題の内容
半径1の円の直交する2つの半径OA, OBがある。PQはBOに平行で、四角形PQQ'P'は正方形である。Pが弧AB上を動くとき、斜線部分の面積Sが最大となるときの線分PQの長さを求める。
2. 解き方の手順
円の半径を1とする。OQ = xとすると、PQ = OQ' = xとなる。したがって、四角形PQQ'P'は一辺の長さがxの正方形なので、面積はである。
PからOAに下ろした垂線の足をP'とすると、OP = 1だから、が成り立つ。なので、。よって、である。
扇形OABの面積はである。
斜線部分の面積Sは、正方形の面積から、扇形OAPの部分を除いたものと扇形OAP'部分を足したものになる。つまり、
求める面積は
が最大となるのは、が最大となるときである。
となるのは、
なので、は不適。
面積Sが最大となるのは、となるときだから、のとき、となり、
となり、これはであるので矛盾。
面積を最大にするには、
を代入すると、
となり矛盾。
正方形なので、PQ=OQ' = x
弧の中点となるのは、正方形の一辺が
のとき面積が最大になる。