与えられた2次方程式 $4x^2 + 3x - m = 0$ について、 (ア) 異なる2つの実数解を持つような定数 $m$ の値の範囲を求める。 (イ) 重解を持つような定数 $m$ の値を求め、そのときの重解を求める。

代数学二次方程式判別式実数解重解二次関数
2025/6/12

1. 問題の内容

与えられた2次方程式 4x2+3xm=04x^2 + 3x - m = 0 について、
(ア) 異なる2つの実数解を持つような定数 mm の値の範囲を求める。
(イ) 重解を持つような定数 mm の値を求め、そのときの重解を求める。

2. 解き方の手順

2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式を D=b24acD = b^2 - 4ac とすると、
- D>0D > 0 のとき、異なる2つの実数解を持つ。
- D=0D = 0 のとき、重解を持つ。
- D<0D < 0 のとき、実数解を持たない。
(ア)
与えられた2次方程式 4x2+3xm=04x^2 + 3x - m = 0 において、a=4a = 4, b=3b = 3, c=mc = -m であるから、判別式 DD は、
D=324(4)(m)=9+16mD = 3^2 - 4(4)(-m) = 9 + 16m
異なる2つの実数解を持つためには、D>0D > 0 でなければならないので、
9+16m>09 + 16m > 0
16m>916m > -9
m>916m > -\frac{9}{16}
(イ)
重解を持つためには、D=0D = 0 でなければならないので、
9+16m=09 + 16m = 0
16m=916m = -9
m=916m = -\frac{9}{16}
このとき、2次方程式は 4x2+3x+916=04x^2 + 3x + \frac{9}{16} = 0 となる。
これは (2x+34)2=0(2x + \frac{3}{4})^2 = 0 と変形できるので、
2x+34=02x + \frac{3}{4} = 0
2x=342x = -\frac{3}{4}
x=38x = -\frac{3}{8}

3. 最終的な答え

(ア) 異なる2つの実数解を持つための mm の範囲:m>916m > -\frac{9}{16}
(イ) 重解を持つための mm の値:m=916m = -\frac{9}{16}、重解:x=38x = -\frac{3}{8}

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