定数 $a$ に対して、すべての実数 $x$ について不等式 $x^2 + 4x + a > 0$ が成り立つような $a$ の値の範囲を求めます。

代数学二次不等式判別式二次関数不等式の解法
2025/6/12

1. 問題の内容

定数 aa に対して、すべての実数 xx について不等式 x2+4x+a>0x^2 + 4x + a > 0 が成り立つような aa の値の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

与えられた不等式 x2+4x+a>0x^2 + 4x + a > 0 がすべての実数 xx に対して成り立つ条件を考えます。
これは、2次関数 y=x2+4x+ay = x^2 + 4x + a のグラフが常に xx 軸より上にあることを意味します。
つまり、2次方程式 x2+4x+a=0x^2 + 4x + a = 0 が実数解を持たない条件を求めればよいです。
2次方程式が実数解を持たない条件は、判別式 DD が負であることです。
判別式 DD は、
D=b24acD = b^2 - 4ac
で与えられます。
この問題の場合、a=1,b=4,c=aa=1, b=4, c=a なので、判別式は
D=424(1)(a)=164aD = 4^2 - 4(1)(a) = 16 - 4a
となります。
不等式 x2+4x+a>0x^2 + 4x + a > 0 がすべての実数 xx に対して成り立つためには、D<0D < 0 でなければなりません。
したがって、
164a<016 - 4a < 0
4a<16-4a < -16
4a>164a > 16
a>4a > 4

3. 最終的な答え

a>4a > 4

「代数学」の関連問題

$x, y$ は実数とします。次の命題の真偽を調べ、その逆、対偶、裏を述べ、それらの真偽を調べてください。 (1) $x > y \implies x - y > 0$ (2) $xy \neq 0 ...

命題真偽論理不等式実数
2025/6/13

$x, y$ は実数とする。次の条件の否定を述べよ。 (1) $x \ge 0$ かつ $y \ge 0$ (2) $x = 0$ または $y = 0$ (3) $x, y$ はともに有理数

論理否定実数
2025/6/13

問題は、与えられた条件が他の条件を満たすための必要条件、十分条件、または必要十分条件のどれであるかを判断することです。 (1) $\triangle ABC$が正三角形であることは、$\triangl...

必要条件十分条件必要十分条件不等式絶対値条件
2025/6/13

与えられた3つの連立一次方程式を解きます。 (1) $2x - y - z = -5$ $4x - 5y - 2z = -1$ $-2x + 3y + z = 3$ (2) $x_1 + 2x_2 -...

連立一次方程式線形代数方程式の解法
2025/6/13

与えられた連立一次方程式を解く問題です。連立方程式は以下の通りです。 $2x - y - z = -5$ $4x - 5y - 2z = -1$ $-2x + 3y + z = 3$

連立一次方程式方程式の解線形代数
2025/6/13

## 連立一次方程式を解く

連立一次方程式ガウスの消去法線形代数
2025/6/13

与えられた2つの行列の階数を求めます。行列は以下の通りです。 (1) $\begin{pmatrix} 1 & 2 & 1 \\ -2 & -1 & -2 \\ 2 & 1 & 1 \end{pma...

線形代数行列階数掃き出し法
2025/6/13

与えられた二つの行列を階段行列に変形する問題です。

行列階段行列線形代数行列の基本変形
2025/6/13

与えられた行列を階段行列に変形する問題です。具体的には、以下の2つの行列をそれぞれ階段行列に変形します。 (1) $\begin{pmatrix} -1 & 1 & -2 \\ 3 & -2 & 1 ...

線形代数行列階段行列掃き出し法
2025/6/13

与えられた2つの行列をそれぞれ階段行列に変形する問題です。

線形代数行列階段行列行列の基本変形
2025/6/13