二つの問題があります。 問1: 空気中に置かれた点電荷 $5 \mu C$ と $-1.6 \mu C$ が、1.2mの間隔で置かれているとき、両電荷間に働く力を求めます。 問2: 問1と同様の点電荷が、比誘電率2.5の絶縁油中に置かれた場合、両電荷間に働く力がどうなるかを求めます。

応用数学電磁気学クーロンの法則物理計算
2025/6/13

1. 問題の内容

二つの問題があります。
問1: 空気中に置かれた点電荷 5μC5 \mu C1.6μC-1.6 \mu C が、1.2mの間隔で置かれているとき、両電荷間に働く力を求めます。
問2: 問1と同様の点電荷が、比誘電率2.5の絶縁油中に置かれた場合、両電荷間に働く力がどうなるかを求めます。

2. 解き方の手順

問1:
クーロンの法則を用いて、両電荷間に働く力を計算します。
クーロンの法則は以下の通りです。
F=kq1q2r2F = k \frac{|q_1 q_2|}{r^2}
ここで、
FF は電荷間に働く力(N)
kk はクーロン定数(8.98755×109Nm2/C28.98755 \times 10^9 N m^2/C^2)ですが、通常は 9.0×109Nm2/C29.0 \times 10^9 N m^2/C^2 で近似します。
q1q_1q2q_2 はそれぞれの電荷の大きさ(C)
rr は電荷間の距離(m)
です。
まず、電荷の単位をCに変換します。
q1=5μC=5×106Cq_1 = 5 \mu C = 5 \times 10^{-6} C
q2=1.6μC=1.6×106Cq_2 = -1.6 \mu C = -1.6 \times 10^{-6} C
r=1.2mr = 1.2 m
上記の値をクーロンの法則に代入します。
F=(9.0×109)(5×106)×(1.6×106)(1.2)2F = (9.0 \times 10^9) \frac{| (5 \times 10^{-6}) \times (-1.6 \times 10^{-6}) |}{(1.2)^2}
F=(9.0×109)8×10121.44F = (9.0 \times 10^9) \frac{8 \times 10^{-12}}{1.44}
F=72×1031.44F = \frac{72 \times 10^{-3}}{1.44}
F=0.05NF = 0.05 N
問2:
比誘電率がϵr\epsilon_rの媒質中では、クーロン力はϵr\epsilon_rで割られます。
F=FϵrF' = \frac{F}{\epsilon_r}
比誘電率 ϵr=2.5\epsilon_r = 2.5 なので、
F=0.052.5F' = \frac{0.05}{2.5}
F=0.02NF' = 0.02 N

3. 最終的な答え

問1: 0.05 N
問2: 0.02 N

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