コインを4回投げる試行において、表が出る回数は0回、1回、2回、3回、4回のいずれかである。それぞれの回数が出る確率を計算する。
これは二項分布に従う。1回の試行で表が出る確率を p=21 とすると、4回の試行でk回表が出る確率は P(X=k)=4Ckpk(1−p)4−k=4Ck(21)k(21)4−k=4Ck(21)4=164Ck となる。ここで、4Ck は二項係数である。 - 0回表が出る確率:P(X=0)=164C0=161 - 1回表が出る確率:P(X=1)=164C1=164=41 - 2回表が出る確率:P(X=2)=164C2=166=83 - 3回表が出る確率:P(X=3)=164C3=164=41 - 4回表が出る確率:P(X=4)=164C4=161 もらえる金額は、表が出た回数に100円をかけたものである。したがって、もらえる金額の期待値は
E=0×161+100×164+200×166+300×164+400×161 E=160+400+1200+1200+400=163200=200 (円) このゲームの参加料が150円であるとき、期待値は200円なので、200円 - 150円 = 50円 得であるといえる。