地点Aと地点Bを結ぶ一般道路(道路⑤)と高速道路(道路①)がある。道路⑤の制限速度は時速30km、道路①の制限速度は時速80kmである。道路⑤のAからBまでの距離は75km、道路①のAからBまでの距離は48kmである。道路⑤上に地点Pがあり、PからAまでの距離は10kmである。地点Qは道路⑤上にあり、PとBの間にある。PからQまで車で行く際、道路⑤だけを通る経路1と、Pから道路⑤を通ってAに行き、Aから道路①を通ってBに行き、Bから道路⑤を通ってQに行く経路2がある。PからQまでの距離を$x$ kmとしたとき、経路2の所要時間が経路1よりも短くなるような不等式を求め、空欄を埋める問題。ただし、$x < 65$である。

応用数学文章問題不等式速度距離時間
2025/6/13

1. 問題の内容

地点Aと地点Bを結ぶ一般道路(道路⑤)と高速道路(道路①)がある。道路⑤の制限速度は時速30km、道路①の制限速度は時速80kmである。道路⑤のAからBまでの距離は75km、道路①のAからBまでの距離は48kmである。道路⑤上に地点Pがあり、PからAまでの距離は10kmである。地点Qは道路⑤上にあり、PとBの間にある。PからQまで車で行く際、道路⑤だけを通る経路1と、Pから道路⑤を通ってAに行き、Aから道路①を通ってBに行き、Bから道路⑤を通ってQに行く経路2がある。PからQまでの距離をxx kmとしたとき、経路2の所要時間が経路1よりも短くなるような不等式を求め、空欄を埋める問題。ただし、x<65x < 65である。

2. 解き方の手順

経路2は、PからA、AからB、BからQという経路を通る。
PからAまでの距離は10kmなので、かかる時間は1030=13\frac{10}{30} = \frac{1}{3}時間。
AからBまでの距離は48kmなので、かかる時間は4880=35\frac{48}{80} = \frac{3}{5}時間。
BからQまでの距離は、AB間の距離75kmからAP間の距離10kmを引き、さらにPQ間の距離x kmを引いた距離、つまり7510x=65x75 - 10 - x = 65 - x km。これにかかる時間は65x30\frac{65 - x}{30}時間。
経路2の所要時間は、1030+4880+65x30=13+35+65x30=515+915+65x30=1415+65x30=2830+65x30=93x30\frac{10}{30} + \frac{48}{80} + \frac{65-x}{30} = \frac{1}{3} + \frac{3}{5} + \frac{65-x}{30} = \frac{5}{15} + \frac{9}{15} + \frac{65-x}{30} = \frac{14}{15} + \frac{65-x}{30} = \frac{28}{30} + \frac{65-x}{30} = \frac{93 - x}{30}時間。
経路1の所要時間は、PからQまでの距離がx kmで速度が30km/hなので、x30\frac{x}{30}時間。
経路2の時間が経路1より短いので、
93x30<x30\frac{93 - x}{30} < \frac{x}{30}
93x<x93 - x < x
93<2x93 < 2x
x>932x > \frac{93}{2}
x>46.5x > 46.5
経路2を選ぶとき、道路⑤を通っている時間は10+(65x)30=75x30\frac{10 + (65-x)}{30} = \frac{75-x}{30}時間。
経路2を選んだ場合のPからQまでの所要時間は1030+4880+65x30=93x30\frac{10}{30} + \frac{48}{80} + \frac{65-x}{30} = \frac{93-x}{30}時間。
経路2を選ぶ方が経路1を選ぶより短い時間でQに到着できることを表す不等式は
93x30<x30\frac{93-x}{30} < \frac{x}{30}

3. 最終的な答え

経路2を選ぶとき、道路⑤を通っている時間は 75x30\frac{75 - x}{30} 時間となるので、アイ = 75、ウエ = 30。
経路2を選んだ場合のPからQまでの所要時間は 75x30+4880=93x30\frac{75-x}{30} + \frac{48}{80} = \frac{93 - x}{30} 時間となるので、アイ = 75、ウエ = 30、オ = 48、カ = 80。
経路2を選ぶ方が経路1を選ぶより短い時間でQに到着できることを表す不等式は93x30<x30\frac{93-x}{30} < \frac{x}{30}

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