座標平面上に3点(2, 0), (2, 2), (6, 0)を通る円Cがある。 (1) 円Cの中心の座標と半径を求めよ。 (2) 点Pは、円Cの $y \geq 0$ の部分を動く。点A(0, -1)に対して、$AP = 3$ である点Pの座標を求めよ。

幾何学座標平面距離代数
2025/6/13

1. 問題の内容

座標平面上に3点(2, 0), (2, 2), (6, 0)を通る円Cがある。
(1) 円Cの中心の座標と半径を求めよ。
(2) 点Pは、円Cの y0y \geq 0 の部分を動く。点A(0, -1)に対して、AP=3AP = 3 である点Pの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 円の中心の座標を(a, b)、半径をrとする。円の方程式は(xa)2+(yb)2=r2(x-a)^2 + (y-b)^2 = r^2となる。
3点(2, 0), (2, 2), (6, 0)を通るので、それぞれ代入すると
(2a)2+(0b)2=r2(2-a)^2 + (0-b)^2 = r^2 (1)
(2a)2+(2b)2=r2(2-a)^2 + (2-b)^2 = r^2 (2)
(6a)2+(0b)2=r2(6-a)^2 + (0-b)^2 = r^2 (3)
(1)と(2)より、
(2a)2+b2=(2a)2+(2b)2(2-a)^2 + b^2 = (2-a)^2 + (2-b)^2
b2=(2b)2=44b+b2b^2 = (2-b)^2 = 4 - 4b + b^2
4b=44b = 4
b=1b = 1
(1)と(3)より、
(2a)2+b2=(6a)2+b2(2-a)^2 + b^2 = (6-a)^2 + b^2
(2a)2=(6a)2(2-a)^2 = (6-a)^2
44a+a2=3612a+a24 - 4a + a^2 = 36 - 12a + a^2
8a=328a = 32
a=4a = 4
中心は(4, 1)。
これを(1)に代入して、
(24)2+(01)2=r2(2-4)^2 + (0-1)^2 = r^2
4+1=r24 + 1 = r^2
r2=5r^2 = 5
r=5r = \sqrt{5}
(2) 点Pの座標を(x, y)とする。点Pは円C上の点なので、(x4)2+(y1)2=5(x-4)^2 + (y-1)^2 = 5を満たす。また、y0y \geq 0を満たす。
AP=3AP = 3なので、(x0)2+(y(1))2=3\sqrt{(x-0)^2 + (y-(-1))^2} = 3
x2+(y+1)2=9x^2 + (y+1)^2 = 9
x2+y2+2y+1=9x^2 + y^2 + 2y + 1 = 9
x2+y2+2y=8x^2 + y^2 + 2y = 8
(x4)2+(y1)2=5(x-4)^2 + (y-1)^2 = 5より、
x28x+16+y22y+1=5x^2 - 8x + 16 + y^2 - 2y + 1 = 5
x2+y2=8x+2y12x^2 + y^2 = 8x + 2y - 12
これをx2+y2+2y=8x^2 + y^2 + 2y = 8に代入して、
8x+2y12+2y=88x + 2y - 12 + 2y = 8
8x+4y=208x + 4y = 20
2x+y=52x + y = 5
y=52xy = 5 - 2x
これを(x4)2+(y1)2=5(x-4)^2 + (y-1)^2 = 5に代入して、
(x4)2+(52x1)2=5(x-4)^2 + (5-2x-1)^2 = 5
(x4)2+(42x)2=5(x-4)^2 + (4-2x)^2 = 5
x28x+16+1616x+4x2=5x^2 - 8x + 16 + 16 - 16x + 4x^2 = 5
5x224x+32=55x^2 - 24x + 32 = 5
5x224x+27=05x^2 - 24x + 27 = 0
(5x9)(x3)=0(5x - 9)(x - 3) = 0
x=3,95x = 3, \frac{9}{5}
x=3x=3のとき、y=52(3)=1y = 5 - 2(3) = -1
x=95x=\frac{9}{5}のとき、y=52(95)=5185=25185=75y = 5 - 2(\frac{9}{5}) = 5 - \frac{18}{5} = \frac{25 - 18}{5} = \frac{7}{5}
y0y \geq 0より、(95\frac{9}{5}, 75\frac{7}{5})

3. 最終的な答え

(1) 中心の座標: (4, 1), 半径: 5\sqrt{5}
(2) Pの座標: (95,75)(\frac{9}{5}, \frac{7}{5})

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