2点 $A(4, 3)$ と $B(0, -5)$ を通る直線 $l$ 上に、点 $C(6, 10, 0)$ から垂線 $CH$ を下ろしたとき、点 $H$ の座標を求める問題です。

幾何学直線座標ベクトル内積垂線
2025/6/13

1. 問題の内容

2点 A(4,3)A(4, 3)B(0,5)B(0, -5) を通る直線 ll 上に、点 C(6,10,0)C(6, 10, 0) から垂線 CHCH を下ろしたとき、点 HH の座標を求める問題です。

2. 解き方の手順

ステップ1: 直線 ABAB の方程式を求める。
直線 ABAB の方向ベクトル AB\vec{AB} は、
AB=OBOA=(04,53)=(4,8)\vec{AB} = \vec{OB} - \vec{OA} = (0-4, -5-3) = (-4, -8)
となります。AB=(4,8)\vec{AB} = (-4, -8)(1,2)(-1, -2) と平行なので、直線のパラメータ表示は、
(x,y)=(4,3)+t(1,2)=(4t,32t)(x, y) = (4, 3) + t(-1, -2) = (4-t, 3-2t)
と表せます。
tt を消去するため、
x=4tx = 4 - t
y=32ty = 3 - 2t
から、
t=4xt = 4-x
t=3y2t = \frac{3-y}{2}
したがって、
4x=3y24 - x = \frac{3-y}{2}
82x=3y8 - 2x = 3 - y
y=2x5y = 2x - 5
これが直線 ll の方程式です。
ステップ2: 点Hの座標をパラメータ表示で表す。
点Hは直線 ll 上にあるので、H(4t,32t)H(4-t, 3-2t) と表せます。
ステップ3: CH\vec{CH}AB\vec{AB} と垂直である条件からttを求める。
CH=(4t6,32t10,00)=(2t,72t)\vec{CH} = (4-t-6, 3-2t-10, 0-0) = (-2-t, -7-2t)
AB=(1,2)\vec{AB} = (-1, -2)
CHAB=0\vec{CH} \cdot \vec{AB} = 0 なので、
(2t)(1)+(72t)(2)=0(-2-t)(-1) + (-7-2t)(-2) = 0
2+t+14+4t=02 + t + 14 + 4t = 0
5t=165t = -16
t=165t = -\frac{16}{5}
ステップ4: 点Hの座標を計算する。
H=(4(165),32(165))H = \left(4-\left(-\frac{16}{5}\right), 3-2\left(-\frac{16}{5}\right)\right)
H=(4+165,3+325)H = \left(4+\frac{16}{5}, 3+\frac{32}{5}\right)
H=(20+165,15+325)H = \left(\frac{20+16}{5}, \frac{15+32}{5}\right)
H=(365,475)H = \left(\frac{36}{5}, \frac{47}{5}\right)
したがって、H(365,475)H\left(\frac{36}{5}, \frac{47}{5}\right)

3. 最終的な答え

点Hの座標は (365,475)\left(\frac{36}{5}, \frac{47}{5}\right) です。

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