## 問題の内容
放物線 y=x2 と直線 y=m(x+2) が異なる二点A, Bで交わるとき、以下の問いに答えよ。 (2) m の値が変化するとき、線分ABの中点の軌跡を求めよ。 ## 解き方の手順
(1)
放物線と直線が異なる2点で交わる条件は、連立方程式の実数解が2つ存在することです。
y=x2 と y=m(x+2) を連立すると、 x2=m(x+2) x2=mx+2m x2−mx−2m=0 この2次方程式が異なる2つの実数解を持つためには、判別式 D>0 である必要があります。 D=(−m)2−4(1)(−2m)=m2+8m したがって、m2+8m>0 である必要があります。 m(m+8)>0 これを解くと、m<−8 または m>0 (2)
線分ABの中点の座標を (X,Y) とします。 2次方程式 x2−mx−2m=0 の2つの解を α, β とすると、解と係数の関係より、 α+β=m X=2α+β=2m Y=X2=(2α+β)2 または直線 y=m(x+2) より Y=m(X+2)=2X(X+2)=2X2+4X m=2X を m<−8 または m>0 に代入すると、 2X<−8 または 2X>0 X<−4 または X>0 したがって、線分ABの中点の軌跡は Y=X2 で、X<−4 または X>0 の範囲です。 ## 最終的な答え
(1) m<−8 または m>0 (2) y=2x2+4x (x<−4 または x>0)