## 問題の内容

代数学二次関数放物線直線交点判別式解と係数の関係軌跡
2025/6/13
## 問題の内容
放物線 y=x2y = x^2 と直線 y=m(x+2)y = m(x+2) が異なる二点A, Bで交わるとき、以下の問いに答えよ。
(1) 定数 mm の値の範囲を求めよ。
(2) mm の値が変化するとき、線分ABの中点の軌跡を求めよ。
## 解き方の手順
(1)
放物線と直線が異なる2点で交わる条件は、連立方程式の実数解が2つ存在することです。
y=x2y = x^2y=m(x+2)y = m(x+2) を連立すると、
x2=m(x+2)x^2 = m(x+2)
x2=mx+2mx^2 = mx + 2m
x2mx2m=0x^2 - mx - 2m = 0
この2次方程式が異なる2つの実数解を持つためには、判別式 D>0D > 0 である必要があります。
判別式 DD
D=(m)24(1)(2m)=m2+8mD = (-m)^2 - 4(1)(-2m) = m^2 + 8m
したがって、m2+8m>0m^2 + 8m > 0 である必要があります。
m(m+8)>0m(m+8) > 0
これを解くと、m<8m < -8 または m>0m > 0
(2)
線分ABの中点の座標を (X,Y)(X, Y) とします。
2次方程式 x2mx2m=0x^2 - mx - 2m = 0 の2つの解を α\alpha, β\beta とすると、解と係数の関係より、
α+β=m\alpha + \beta = m
中点のx座標 XX は、
X=α+β2=m2X = \frac{\alpha + \beta}{2} = \frac{m}{2}
したがって、m=2Xm = 2X
中点のy座標 YY は、
Y=X2=(α+β2)2Y = X^2 = (\frac{\alpha + \beta}{2})^2
または直線 y=m(x+2)y = m(x+2) より
Y=m(X+2)=2X(X+2)=2X2+4XY = m(X+2) = 2X(X+2) = 2X^2 + 4X
m=2Xm = 2Xm<8m < -8 または m>0m > 0 に代入すると、
2X<82X < -8 または 2X>02X > 0
X<4X < -4 または X>0X > 0
したがって、線分ABの中点の軌跡は Y=X2Y = X^2 で、X<4X < -4 または X>0X > 0 の範囲です。
## 最終的な答え
(1) m<8m < -8 または m>0m > 0
(2) y=2x2+4xy = 2x^2 + 4x (x<4x < -4 または x>0x > 0)

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