円Oの外の点Pから円に引いた2本の接線PA, PBがある。円弧AB上の点Qがある。∠APB = 56°のとき、∠AOBと∠AQBの大きさを求める。

幾何学接線角度中心角円周角四角形
2025/3/28

1. 問題の内容

円Oの外の点Pから円に引いた2本の接線PA, PBがある。円弧AB上の点Qがある。∠APB = 56°のとき、∠AOBと∠AQBの大きさを求める。

2. 解き方の手順

(1) ∠AOBの求め方:
* 四角形PAOBについて考える。
* PA, PBは円Oの接線なので、∠OAP = 90°、∠OBP = 90°である。
* 四角形の内角の和は360°なので、
AOB+OAP+OBP+APB=360°∠AOB + ∠OAP + ∠OBP + ∠APB = 360°
* これに値を代入すると、
AOB+90°+90°+56°=360°∠AOB + 90° + 90° + 56° = 360°
* ∠AOBについて解くと、
AOB=360°90°90°56°=124°∠AOB = 360° - 90° - 90° - 56° = 124°
(2) ∠AQBの求め方:
* ∠AQBは弧ABに対する円周角であり、∠AOBは弧ABに対する中心角である。
* 円周角の定理より、中心角は円周角の2倍であるか、または円周角は中心角の半分である。ただし、Qが点A, Bを含まない弧AB上にある場合に限る。
* Qが点A,Bを含まない弧AB上にあるとき、AQB=12AOB∠AQB = \frac{1}{2}∠AOBが成り立つ。この場合は、AQB=12124°=62°∠AQB = \frac{1}{2} * 124° = 62°
* しかし、Qが点A, Bを含む弧AB上にあるとき、AQB=180°12AOB∠AQB = 180° - \frac{1}{2}∠AOBが成り立つ。
AQB=180°62°=118°∠AQB = 180° - 62° = 118°

3. 最終的な答え

(1) ∠AOB = 124°
(2) ∠AQB = 118°

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