1. 問題の内容
円Oの外の点Pから円に引いた2本の接線PA, PBがある。円弧AB上の点Qがある。∠APB = 56°のとき、∠AOBと∠AQBの大きさを求める。
2. 解き方の手順
(1) ∠AOBの求め方:
* 四角形PAOBについて考える。
* PA, PBは円Oの接線なので、∠OAP = 90°、∠OBP = 90°である。
* 四角形の内角の和は360°なので、
* これに値を代入すると、
* ∠AOBについて解くと、
(2) ∠AQBの求め方:
* ∠AQBは弧ABに対する円周角であり、∠AOBは弧ABに対する中心角である。
* 円周角の定理より、中心角は円周角の2倍であるか、または円周角は中心角の半分である。ただし、Qが点A, Bを含まない弧AB上にある場合に限る。
* Qが点A,Bを含まない弧AB上にあるとき、が成り立つ。この場合は、。
* しかし、Qが点A, Bを含む弧AB上にあるとき、が成り立つ。
3. 最終的な答え
(1) ∠AOB = 124°
(2) ∠AQB = 118°