2次方程式 $x^2 + 3x - m = 0$ が重解を持つような定数 $m$ の値を求め、そのときの重解を求める。

代数学二次方程式判別式重解
2025/6/14

1. 問題の内容

2次方程式 x2+3xm=0x^2 + 3x - m = 0 が重解を持つような定数 mm の値を求め、そのときの重解を求める。

2. 解き方の手順

2次方程式が重解を持つための条件は、判別式 DD が 0 になることである。判別式 DD は、ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 に対して、D=b24acD = b^2 - 4ac で与えられる。
今回の2次方程式 x2+3xm=0x^2 + 3x - m = 0 において、a=1,b=3,c=ma=1, b=3, c=-m であるから、判別式 DD は、
D=3241(m)=9+4mD = 3^2 - 4 \cdot 1 \cdot (-m) = 9 + 4m
重解を持つためには D=0D = 0 である必要があるので、
9+4m=09 + 4m = 0
4m=94m = -9
m=94m = -\frac{9}{4}
次に、このときの重解を求める。
m=94m = -\frac{9}{4}x2+3xm=0x^2 + 3x - m = 0 に代入すると、
x2+3x+94=0x^2 + 3x + \frac{9}{4} = 0
両辺に4を掛けて、
4x2+12x+9=04x^2 + 12x + 9 = 0
(2x+3)2=0(2x + 3)^2 = 0
2x+3=02x + 3 = 0
2x=32x = -3
x=32x = -\frac{3}{2}

3. 最終的な答え

m=94m = -\frac{9}{4}
重解は x=32x = -\frac{3}{2}

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