1. 問題の内容
関数 のグラフを描け。
2. 解き方の手順
まず、絶対値の中身の関数 のグラフを考える。
なので、これは頂点が の下に凸な放物線である。
となるのは、 より、 または のときである。
次に、絶対値をとることを考える。 のグラフは、 のときには であり、 のときには である。
つまり、 のときには であり、 のときには である。
となるのは、 または のときである。
となるのは、 のときである。
したがって、 または のとき、 であり、 のとき、 である。
つまり、関数 のグラフは、 のグラフの 軸より下の部分( の部分)を 軸に関して折り返したグラフになる。
具体的には、
* のとき、.
* のとき、.
* のとき、.
3. 最終的な答え
関数 のグラフは、 または では であり、 では である。このグラフは、 で下に凸な放物線、 で上に凸な放物線、そして で下に凸な放物線をつなぎ合わせた形となる。グラフは で 軸と交わり、 の区間では、 で最大値 となる。