関数 $y = ax^2 - 4ax + b$ ($0 \le x \le 5$)について、$a>0$であるとき、最大値が15、最小値が-3となるような定数 $a$ と $b$ の値を求めよ。

代数学二次関数最大値最小値平方完成連立方程式
2025/6/15

1. 問題の内容

関数 y=ax24ax+by = ax^2 - 4ax + b0x50 \le x \le 5)について、a>0a>0であるとき、最大値が15、最小値が-3となるような定数 aabb の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=a(x24x)+by = a(x^2 - 4x) + b
y=a(x24x+44)+by = a(x^2 - 4x + 4 - 4) + b
y=a(x2)24a+by = a(x - 2)^2 - 4a + b
頂点の座標は (2,4a+b)(2, -4a + b) となります。
a>0a>0 より、この放物線は下に凸です。
定義域は 0x50 \le x \le 5 です。
x=2x=2 はこの定義域に含まれます。
最小値は頂点でとるので、x=2x=2 のとき最小値 3-3 をとります。
4a+b=3-4a + b = -3 ...(1)
最大値は、x=0x=0 または x=5x=5 のいずれかでとります。
x=0x=0 のとき y=a(0)24a(0)+b=by = a(0)^2 - 4a(0) + b = b
x=5x=5 のとき y=a(5)24a(5)+b=25a20a+b=5a+by = a(5)^2 - 4a(5) + b = 25a - 20a + b = 5a + b
x=0x=0x=5x=5が軸x=2x=2から等距離ではないので、x=5x=5 の方が軸から遠く、したがって、x=5x=5で最大値をとるはずです。
したがって、x=5x=5 のとき最大値 1515 をとります。
5a+b=155a + b = 15 ...(2)
(1)と(2)の連立方程式を解きます。
(2) - (1) より
(5a+b)(4a+b)=15(3)(5a + b) - (-4a + b) = 15 - (-3)
9a=189a = 18
a=2a = 2
a=2a=2 を (2) に代入して
5(2)+b=155(2) + b = 15
10+b=1510 + b = 15
b=5b = 5

3. 最終的な答え

a=2a = 2, b=5b = 5

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