$a = \frac{\sqrt{2}+1}{\sqrt{2}-1}$、 $b = |2\sqrt{2}-3|$とするとき、以下の問題を解く。 (1) $a$の分母を有理化し、簡単にせよ。 (2) $a+b$の値を求めよ。また、$(\sqrt{a}+\sqrt{b})^2$の値を求めよ。

代数学分母の有理化絶対値平方根式の計算
2025/6/15
## 解答

1. 問題の内容

a=2+121a = \frac{\sqrt{2}+1}{\sqrt{2}-1}b=223b = |2\sqrt{2}-3|とするとき、以下の問題を解く。
(1) aaの分母を有理化し、簡単にせよ。
(2) a+ba+bの値を求めよ。また、(a+b)2(\sqrt{a}+\sqrt{b})^2の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) aaの分母を有理化する。分母の21\sqrt{2}-1の共役な式である2+1\sqrt{2}+1を分子と分母にかける。
a=2+121=(2+1)(2+1)(21)(2+1)=(2+1)2(2)212=2+22+121=3+221=3+22a = \frac{\sqrt{2}+1}{\sqrt{2}-1} = \frac{(\sqrt{2}+1)(\sqrt{2}+1)}{(\sqrt{2}-1)(\sqrt{2}+1)} = \frac{(\sqrt{2}+1)^2}{(\sqrt{2})^2 - 1^2} = \frac{2+2\sqrt{2}+1}{2-1} = \frac{3+2\sqrt{2}}{1} = 3+2\sqrt{2}
(2) bbの絶対値を計算する。
22=82\sqrt{2} = \sqrt{8}であり、3=93 = \sqrt{9}である。
したがって、22<32\sqrt{2} < 3なので、223<02\sqrt{2}-3 < 0である。
絶対値の定義より、b=223=(223)=322b = |2\sqrt{2}-3| = -(2\sqrt{2}-3) = 3-2\sqrt{2}
次に、a+ba+bを計算する。
a+b=(3+22)+(322)=3+3=6a+b = (3+2\sqrt{2}) + (3-2\sqrt{2}) = 3+3 = 6
最後に、(a+b)2(\sqrt{a}+\sqrt{b})^2を計算する。
(a+b)2=(a)2+2ab+(b)2=a+b+2ab(\sqrt{a}+\sqrt{b})^2 = (\sqrt{a})^2 + 2\sqrt{a}\sqrt{b} + (\sqrt{b})^2 = a+b+2\sqrt{ab}
a=3+22a = 3+2\sqrt{2}b=322b = 3-2\sqrt{2}なので、
ab=(3+22)(322)=32(22)2=94×2=98=1ab = (3+2\sqrt{2})(3-2\sqrt{2}) = 3^2 - (2\sqrt{2})^2 = 9 - 4\times2 = 9-8 = 1
よって、ab=1=1\sqrt{ab} = \sqrt{1} = 1
(a+b)2=a+b+2ab=6+2×1=6+2=8(\sqrt{a}+\sqrt{b})^2 = a+b+2\sqrt{ab} = 6 + 2\times1 = 6+2 = 8

3. 最終的な答え

(1) a=3+22a = 3+2\sqrt{2}
(2) a+b=6a+b = 6, (a+b)2=8(\sqrt{a}+\sqrt{b})^2 = 8

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