まず、与えられた式を x についての2次方程式と見て整理します。 2x2+(5y)x+(3y2−y−5)=0 この x についての2次方程式が整数解を持つためには、判別式 D が非負の平方数である必要があります。判別式 D を計算します。 D=(5y)2−4(2)(3y2−y−5) D=25y2−24y2+8y+40 D=y2+8y+40 D=(y+4)2−16+40 D=(y+4)2+24 ここで、D がある整数 k の2乗になる必要があるため、 (y+4)2+24=k2 k2−(y+4)2=24 (k−(y+4))(k+(y+4))=24 ここで、k と y は整数であるため、k−(y+4) と k+(y+4) も整数であり、積が24になる整数のペアを考えます。また、k+(y+4)>k−(y+4) であることに注意します。 考えられるペアは以下の通りです。
(1, 24), (2, 12), (3, 8), (4, 6)
それぞれのペアについて、連立方程式を解きます。
(1)
k−(y+4)=1 k+(y+4)=24 これを解くと、2k=25 となり、k が整数にならないため、不適。 (2)
k−(y+4)=2 k+(y+4)=12 これを解くと、2k=14, k=7。 7−(y+4)=2 より y+4=5, y=1。 このとき、2x2+5x+3(1)2−1−5=0 2x2+5x−3=0 (2x−1)(x+3)=0 x=21 または x=−3 x は整数なので、x=−3。 よって、(x,y)=(−3,1) (3)
k−(y+4)=3 k+(y+4)=8 これを解くと、2k=11 となり、k が整数にならないため、不適。 (4)
k−(y+4)=4 k+(y+4)=6 これを解くと、2k=10, k=5。 5−(y+4)=4 より y+4=1, y=−3。 このとき、2x2+5x(−3)+3(−3)2−(−3)−5=0 2x2−15x+27+3−5=0 2x2−15x+25=0 (2x−5)(x−5)=0 x=25 または x=5 よって、(x,y)=(5,−3)