2次方程式 x2−mx+3m+1=0 の2つの整数解を α,β (ただし α=β) とすると、解と係数の関係より、 \begin{align*} \label{eq:1} \alpha + \beta &= m \\ \alpha \beta &= 3m + 1 \end{align*}
となる。
α+β=m を αβ=3m+1 に代入すると、 αβ=3(α+β)+1 αβ−3α−3β−1=0 αβ−3α−3β+9=10 (α−3)(β−3)=10 α,β は整数なので、α−3,β−3 も整数である。 (α−3,β−3) の組として考えられるものは、 (1,10),(2,5),(5,2),(10,1),(−1,−10),(−2,−5),(−5,−2),(−10,−1) よって、(α,β) の組は (4,13),(5,8),(8,5),(13,4),(2,−7),(1,−2),(−2,1),(−7,2) このとき m=α+β であり、 m=17,13,13,17,−5,−1,−1,−5 α=β より、 m=17,13,−5,−1 。 この中で最も小さい m は m=−5 である。 このとき、2次方程式は x2+5x−14=0 となり、 (x+7)(x−2)=0 より、 x=−7,2 。