まず、Y-Δ変換の公式を用いて、Δ接続の各インピーダンスを求めます。Y-Δ変換の公式は以下の通りです。
Δ接続のインピーダンスを Zab,Zbc,Zca とすると、 Zab=ZcZaZb+ZbZc+ZcZa Zbc=ZaZaZb+ZbZc+ZcZa Zca=ZbZaZb+ZbZc+ZcZa 次に、a-b 間の等価インピーダンス Zab′ を求めます。これは、Zab と Zca と Zbc の直列接続の並列接続なので以下のようになります。 Zab′=Zab∣∣(Zca+Zbc)=Zab+Zca+ZbcZab(Zca+Zbc) ここで、各インピーダンスの具体的な値を代入して計算することでZab′を求めます。 Y-Δ変換後の a-b間のインピーダンスは Zab と Zca+Zbc の並列接続で求められます。 従って、Zabと、Zbc、Zcaの直列接続の並列接続を求める式を書きます。 Zab′′=Zab1+Zbc+Zca11 上記の式に、Y-Δ変換の公式で求めたZab,Zbc,Zcaを代入します。 Zab′′=ZaZb+ZbZc+ZcZaZc+ZaZb+ZbZc+ZcZaZa+Zb1 Zab′′=Za+Zb+ZcZaZb+ZbZc+ZcZa