与えられた命題「$n$は6の倍数でない $\implies$ $n$は3の倍数でない」の対偶を求め、それが真であるか偽であるかを判定する問題です。ここで、$n$は自然数です。

数論対偶命題倍数真偽
2025/6/15

1. 問題の内容

与えられた命題「nnは6の倍数でない     \implies nnは3の倍数でない」の対偶を求め、それが真であるか偽であるかを判定する問題です。ここで、nnは自然数です。

2. 解き方の手順

元の命題が「p    qp \implies q」の形をしているとき、その対偶は「¬q    ¬p\neg q \implies \neg p」となります。
ここで、pp:「nnは6の倍数でない」、 qq:「nnは3の倍数でない」です。
したがって、¬p\neg p:「nnは6の倍数である」、¬q\neg q:「nnは3の倍数である」となります。
よって、元の命題の対偶は「nnは3の倍数である     \implies nnは6の倍数である」となります。
次に、この対偶の真偽を判定します。
nnが3の倍数であるとき、n=3kn=3kkkは整数)と表せます。
kkが偶数ならnnは6の倍数になりますが、kkが奇数の場合、nnは6の倍数ではありません。
例えば、n=3n=3は3の倍数ですが6の倍数ではありません。
したがって、「nnは3の倍数である     \implies nnは6の倍数である」は偽です。
与えられた選択肢を見ると、選択肢③が「nnは3の倍数である     \implies nnは6の倍数である」であり、これは偽であると書かれているため、③が答えです。

3. 最終的な答え

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