円 $x^2 + y^2 = 5$ (①) と直線 $x + 3y + c = 0$ (②) が異なる2点で交わるとき、以下の問いに答える。 (1) 定数 $c$ の値の範囲を求めよ。 (2) $c = -5$ とするとき、円①と直線②の2つの共有点A, Bと原点Oの3点を通る円の方程式を求めよ。

幾何学直線交点距離円の方程式
2025/6/15

1. 問題の内容

x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 (①) と直線 x+3y+c=0x + 3y + c = 0 (②) が異なる2点で交わるとき、以下の問いに答える。
(1) 定数 cc の値の範囲を求めよ。
(2) c=5c = -5 とするとき、円①と直線②の2つの共有点A, Bと原点Oの3点を通る円の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 円①と直線②が異なる2点で交わる条件は、円の中心(0, 0)と直線②の距離 dd が、円の半径 5\sqrt{5} より小さいことである。
点(0, 0)と直線 x+3y+c=0x + 3y + c = 0 の距離 dd は、公式より
d=0+30+c12+32=c10d = \frac{|0 + 3 \cdot 0 + c|}{\sqrt{1^2 + 3^2}} = \frac{|c|}{\sqrt{10}}
である。
d<5d < \sqrt{5} より、
c10<5\frac{|c|}{\sqrt{10}} < \sqrt{5}
c<510=50=52|c| < \sqrt{5} \cdot \sqrt{10} = \sqrt{50} = 5\sqrt{2}
したがって、52<c<52-5\sqrt{2} < c < 5\sqrt{2}
(2) c=5c = -5 のとき、直線②は x+3y5=0x + 3y - 5 = 0 となる。
円①と直線②の交点を通る円の方程式は、実数 kk を用いて
x2+y25+k(x+3y5)=0x^2 + y^2 - 5 + k(x + 3y - 5) = 0
と表せる。この円が原点(0, 0)を通ることから、
02+025+k(0+305)=00^2 + 0^2 - 5 + k(0 + 3 \cdot 0 - 5) = 0
55k=0-5 - 5k = 0
k=1k = -1
これを代入して、
x2+y25(x+3y5)=0x^2 + y^2 - 5 - (x + 3y - 5) = 0
x2+y2x3y=0x^2 + y^2 - x - 3y = 0

3. 最終的な答え

(1) 52<c<52-5\sqrt{2} < c < 5\sqrt{2}
(2) x2+y2x3y=0x^2 + y^2 - x - 3y = 0

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