30円切手と50円切手を何枚か買い、500円支払ったところ、おつりが40円であった。30円切手を$x$枚、50円切手を$y$枚として、連立方程式を作り、それぞれの枚数を求めよ。 (1) 下線部を式で表すと$30x + 50y = 500 - 40$となる。等式が成り立つ$x, y$の値の組を3組書きなさい。 (2) 切手の買い方が1通りとなるように、当てはまる条件を考えて文で表し、連立方程式を完成させなさい。

代数学連立方程式文章問題一次方程式
2025/3/28

1. 問題の内容

30円切手と50円切手を何枚か買い、500円支払ったところ、おつりが40円であった。30円切手をxx枚、50円切手をyy枚として、連立方程式を作り、それぞれの枚数を求めよ。
(1) 下線部を式で表すと30x+50y=5004030x + 50y = 500 - 40となる。等式が成り立つx,yx, yの値の組を3組書きなさい。
(2) 切手の買い方が1通りとなるように、当てはまる条件を考えて文で表し、連立方程式を完成させなさい。

2. 解き方の手順

(1) まず、30x+50y=5004030x + 50y = 500 - 40を整理する。
30x+50y=46030x + 50y = 460
両辺を10で割ると、
3x+5y=463x + 5y = 46
この式を満たす整数解(x,y)(x, y)を3組見つける。xxyyは切手の枚数なので、0以上の整数である必要がある。
* y=1y = 1のとき、3x=465=413x = 46 - 5 = 41xxは整数にならない。
* y=2y = 2のとき、3x=4610=363x = 46 - 10 = 36x=12x = 12。よって、(x,y)=(12,2)(x, y) = (12, 2)
* y=3y = 3のとき、3x=4615=313x = 46 - 15 = 31xxは整数にならない。
* y=4y = 4のとき、3x=4620=263x = 46 - 20 = 26xxは整数にならない。
* y=5y = 5のとき、3x=4625=213x = 46 - 25 = 21x=7x = 7。よって、(x,y)=(7,5)(x, y) = (7, 5)
* y=6y = 6のとき、3x=4630=163x = 46 - 30 = 16xxは整数にならない。
* y=7y = 7のとき、3x=4635=113x = 46 - 35 = 11xxは整数にならない。
* y=8y = 8のとき、3x=4640=63x = 46 - 40 = 6x=2x = 2。よって、(x,y)=(2,8)(x, y) = (2, 8)
* y=9y = 9のとき、3x=4645=13x = 46 - 45 = 1xxは整数にならない。
よって、(12, 2), (7, 5), (2, 8)などが解となる。
(2) 切手の買い方が1通りとなるためには、30円切手と50円切手の合計枚数が10枚であることが必要である。なぜなら、おつりが40円なので、500円から40円を引いた460円が、30円切手と50円切手の合計金額となる。そして、切手の合計枚数を10枚とした場合、30円切手の枚数がxx枚だとすると、50円切手の枚数は10x10-x枚となる。これにより、30円切手と50円切手の合計金額が460円という条件と合わせて、解が一つに定まる。
連立方程式は次のようになる。
30x+50y=5004030x + 50y = 500 - 40
x+y=10x + y = 10

3. 最終的な答え

(1) (12, 2), (7, 5), (2, 8)
(2) 30円切手と50円切手の合計枚数は10枚である。
30x+50y=5004030x + 50y = 500 - 40
x+y=10x + y = 10

「代数学」の関連問題

次の関数のグラフを描き、その値域を求め、最大値と最小値を求める問題です。 (1) $y = 2x + 3 \quad (-1 \le x \le 1)$ (2) $y = -2x + 3 \quad ...

一次関数グラフ値域最大値最小値
2025/6/16

$0 \le \theta \le \pi$ とする。2次方程式 $x^2 - 2(\sin\theta + \cos\theta)x - \sqrt{3}\cos2\theta = 0$ について、...

二次方程式三角関数判別式解の範囲
2025/6/16

与えられた画像は因数分解の問題集です。いくつか因数分解が既にされており、されていない問題を因数分解することが求められています。

因数分解二次式共通因数展開
2025/6/16

$\log_{\frac{1}{3}}(x-1) \leq 2$ を満たす $x$ の範囲を求めよ。

対数不等式対数不等式
2025/6/16

問題は、与えられた式を因数分解する問題です。具体的には、(8)と(10)、(11)の式を因数分解する必要があります。

因数分解多項式二次式共通因数
2025/6/16

以下の6つの問題を解きます。 1. 曲線 $2x^2 - 4x - y = 0$ を $x$ 軸方向に $-1$, $y$ 軸方向に $+3$ 平行移動した曲線の式を求めよ。

二次関数平行移動対称移動逆関数三角関数直交する直線
2025/6/16

次の4つの二次関数のそれぞれについて、与えられた定義域における最大値と最小値を求めます。 (1) $y = x^2 + 2x + 3$ ($-2 \le x \le 2$) (2) $y = -x^...

二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/6/16

画像に写っている数学の問題を解きます。具体的には、以下の問題に取り組みます。 1. $5(x+2)$

展開多項式分配法則展開公式
2025/6/16

問題7は、曲線 $2x^2 - 4x - y = 0$ に関する以下の問いに答えるものです。 (1) $x$軸方向に-1、$y$軸方向に+3平行移動した曲線の式を求める。 (2) $x$軸に関して対称...

二次関数平行移動対称移動逆関数三角関数直線の傾き
2025/6/16

与えられた二次関数について、最大値または最小値があれば、それを求める問題です。具体的には、以下の3つの関数について考えます。 (1) $y = -2x^2 - 4x$ (2) $y = x^2 + 6...

二次関数最大値最小値平方完成頂点
2025/6/16