10人を2つのグループに分けるということは、一方のグループの人数を決めれば、もう一方のグループの人数も決まります。
例えば、一方のグループが1人の場合、もう一方のグループは9人になります。
ただし、グループに区別がないため、(1人, 9人)と(9人, 1人)は同じ分け方として数えます。
一方のグループの人数は、0人から10人まで考えられますが、2つのグループに分ける必要があるため、0人または10人になる場合は考えません。
また、一方のグループの人数が6人以上になると、もう一方のグループの人数は4人以下になり、重複が生じます。
例えば、(6人, 4人)と(4人, 6人)は同じ分け方になります。
したがって、一方のグループの人数は1人から5人までを考えれば十分です。
それぞれの人数について、組み合わせの数を考えます。
* 1人のグループの場合: 10C1 通り * 2人のグループの場合: 10C2 通り * 3人のグループの場合: 10C3 通り * 4人のグループの場合: 10C4 通り * 5人のグループの場合: 10C5 通り それぞれの組み合わせの数を計算します。
* 10C1=1!(10−1)!10!=1!9!10!=10 * 10C2=2!(10−2)!10!=2!8!10!=2×110×9=45 * 10C3=3!(10−3)!10!=3!7!10!=3×2×110×9×8=120 * 10C4=4!(10−4)!10!=4!6!10!=4×3×2×110×9×8×7=210 * 10C5=5!(10−5)!10!=5!5!10!=5×4×3×2×110×9×8×7×6=252 これらの数を合計します。
10+45+120+210+252=637 しかし、5人と5人のグループ分けの場合、10C5は、グループの区別を考慮して2で割る必要があるため、正しくは、252/2=126となります。 したがって、合計は
10+45+120+210+126=511 または、すべての組み合わせから引いていく方法もあります。
10人の各々が、どちらのグループに入るかという観点で考えると、210=1024通りの分け方があります。 しかし、全員が同じグループに入る場合は2通りあります。また、グループに区別がないので、半分の(1024−2)/2=511が答えになります。