$AB = AC = 8$, $BC = 4$ の二等辺三角形 $ABC$ が円 $P$ に外接しているとき、三角形 $ABC$ の内部で円 $P$ の外部にある領域(網掛け部分)の面積を求める問題です。

幾何学三角形面積内接円三平方の定理
2025/6/15

1. 問題の内容

AB=AC=8AB = AC = 8, BC=4BC = 4 の二等辺三角形 ABCABC が円 PP に外接しているとき、三角形 ABCABC の内部で円 PP の外部にある領域(網掛け部分)の面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、三角形 ABCABC の面積を求めます。次に、円 PP の半径を求め、円 PP の面積を計算します。最後に、三角形 ABCABC の面積から円 PP の面積を引くと、網掛け部分の面積が求まります。
(1) 三角形 ABCABC の面積:
BCBC の中点を MM とすると、 AMAMBCBC に対する垂線になります。
BM=MC=2BM = MC = 2 であり、三平方の定理より、
AM=AB2BM2=8222=644=60=215AM = \sqrt{AB^2 - BM^2} = \sqrt{8^2 - 2^2} = \sqrt{64 - 4} = \sqrt{60} = 2\sqrt{15}
よって、三角形 ABCABC の面積は、
12×BC×AM=12×4×215=415\frac{1}{2} \times BC \times AM = \frac{1}{2} \times 4 \times 2\sqrt{15} = 4\sqrt{15}
(2) 円 PP の半径:
三角形 ABCABC の面積 SS は、内接円の半径 rr と半周長 ss を用いて S=rsS = rs と表せます。
半周長 s=AB+BC+CA2=8+4+82=10s = \frac{AB + BC + CA}{2} = \frac{8 + 4 + 8}{2} = 10
したがって、415=r×104\sqrt{15} = r \times 10 より、
r=41510=2155r = \frac{4\sqrt{15}}{10} = \frac{2\sqrt{15}}{5}
(3) 円 PP の面積:
PP の面積は、πr2=π(2155)2=π×4×1525=π×6025=125π\pi r^2 = \pi (\frac{2\sqrt{15}}{5})^2 = \pi \times \frac{4 \times 15}{25} = \pi \times \frac{60}{25} = \frac{12}{5}\pi
(4) 網掛け部分の面積:
網掛け部分の面積は、三角形 ABCABC の面積から円 PP の面積を引いたものなので、
415125π4\sqrt{15} - \frac{12}{5}\pi

3. 最終的な答え

415125π4\sqrt{15} - \frac{12}{5}\pi

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