3次方程式 $x^3 - 12x - a = 0$ が異なる2つの実数解を持つとき、正の定数 $a$ の値を求める問題です。

代数学3次方程式実数解微分極値
2025/6/15

1. 問題の内容

3次方程式 x312xa=0x^3 - 12x - a = 0 が異なる2つの実数解を持つとき、正の定数 aa の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

f(x)=x312xf(x) = x^3 - 12x とおきます。このとき、与えられた方程式は f(x)=af(x) = a と書き換えられます。
3次関数 f(x)f(x) が異なる2つの実数解を持つためには、y=f(x)y = f(x) のグラフと y=ay = a の直線が2点で交わることが必要です。そのためには、f(x)f(x) が極値を持ち、その極値のいずれかと aa が一致する必要があります。
まず、f(x)f(x) の導関数を求めます。
f(x)=3x212f'(x) = 3x^2 - 12
f(x)=0f'(x) = 0 となる xx を求めます。
3x212=03x^2 - 12 = 0
x2=4x^2 = 4
x=±2x = \pm 2
x=2x = -2 のとき f(2)=(2)312(2)=8+24=16f(-2) = (-2)^3 - 12(-2) = -8 + 24 = 16
x=2x = 2 のとき f(2)=(2)312(2)=824=16f(2) = (2)^3 - 12(2) = 8 - 24 = -16
したがって、f(x)f(x)x=2x = -2 で極大値16を、x=2x = 2 で極小値-16をとります。
方程式 f(x)=af(x) = a が異なる2つの実数解を持つためには、a=16a = 16 または a=16a = -16 である必要があります。
問題文より、aa は正の定数であるため、a=16a = 16 となります。

3. 最終的な答え

16

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