関数 $y = -x^2 + 2x + c$ ($0 \leq x \leq 3$) の最小値が -5 であるとき、$c$ の値を求める問題です。

代数学二次関数最大・最小平方完成グラフ
2025/6/15

1. 問題の内容

関数 y=x2+2x+cy = -x^2 + 2x + c (0x30 \leq x \leq 3) の最小値が -5 であるとき、cc の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数 y=x2+2x+cy = -x^2 + 2x + c を平方完成します。
y=(x22x)+cy = -(x^2 - 2x) + c
y=(x22x+11)+cy = -(x^2 - 2x + 1 - 1) + c
y=(x1)2+1+cy = -(x - 1)^2 + 1 + c
したがって、この関数の頂点の座標は (1,1+c)(1, 1+c) です。
この関数は x=1x=1 を軸とする上に凸な放物線であり、0x30 \leq x \leq 3 の範囲における最小値を考えます。
頂点の xx 座標 x=1x=1 は区間 0x30 \leq x \leq 3 に含まれています。
そのため、定義域の端点である x=0x=0 または x=3x=3 で最小値を取る可能性があります。
x=0x=0 のとき、y=02+2(0)+c=cy = -0^2 + 2(0) + c = c
x=3x=3 のとき、y=32+2(3)+c=9+6+c=3+cy = -3^2 + 2(3) + c = -9 + 6 + c = -3 + c
頂点のxx座標である11は、0x30 \leq x \leq 3の範囲に含まれているので、x=0x=0x=3x=3で最小値をとりうる。
ここで、x=0x=0のときy=cy=cx=3x=3のときy=3+cy = -3+cなので、c>3+cc > -3 +c である。よってx=3x=3のとき最小値をとる。
したがって、3+c=5-3 + c = -5 を解けばよい。
c=5+3c = -5 + 3
c=2c = -2

3. 最終的な答え

c=2c = -2

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