1から5までの整数が1つずつ書かれた5枚のカードから、同時に2枚を取り出すとき、書かれた数の和が6以上となる確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数
2025/3/28

1. 問題の内容

1から5までの整数が1つずつ書かれた5枚のカードから、同時に2枚を取り出すとき、書かれた数の和が6以上となる確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、5枚のカードから2枚を取り出す場合の総数を計算します。これは組み合わせの問題なので、 5C2_5C_2 で求められます。
5C2=5!2!(52)!=5!2!3!=5×42×1=10_5C_2 = \frac{5!}{2!(5-2)!} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
したがって、2枚のカードの取り出し方は10通りあります。
次に、取り出した2枚のカードの数の和が6以上になる組み合わせを考えます。
考えられる組み合わせは以下の通りです。
* 1と5の組み合わせ:和は6
* 2と4の組み合わせ:和は6
* 2と5の組み合わせ:和は7
* 3と3の組み合わせ:存在しない(3は1枚しかない)
* 3と4の組み合わせ:和は7
* 3と5の組み合わせ:和は8
* 4と5の組み合わせ:和は9
よって、和が6以上となる組み合わせは6通りです。
したがって、求める確率は、和が6以上になる組み合わせの数を、すべての組み合わせの数で割ったものになります。
P=610=35P = \frac{6}{10} = \frac{3}{5}

3. 最終的な答え

35\frac{3}{5}

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