ある県の高校2年生を対象とした学力テストで、平均点が62.4点、標準偏差が9.2点でした。この高校2年生から無作為に400人の標本を抽出したときの、標本平均$\bar{X}$の期待値と標準偏差を求める問題です。

確率論・統計学標本平均期待値標準偏差統計的推測
2025/7/21

1. 問題の内容

ある県の高校2年生を対象とした学力テストで、平均点が62.4点、標準偏差が9.2点でした。この高校2年生から無作為に400人の標本を抽出したときの、標本平均Xˉ\bar{X}の期待値と標準偏差を求める問題です。

2. 解き方の手順

標本平均の期待値は、母集団の平均と等しくなります。
E(Xˉ)=μE(\bar{X}) = \mu
この問題では、μ=62.4\mu = 62.4 です。
標本平均の標準偏差は、母集団の標準偏差を標本サイズの平方根で割ったものになります。
σXˉ=σn\sigma_{\bar{X}} = \frac{\sigma}{\sqrt{n}}
この問題では、σ=9.2\sigma = 9.2n=400n = 400 です。
したがって、
σXˉ=9.2400=9.220=0.46\sigma_{\bar{X}} = \frac{9.2}{\sqrt{400}} = \frac{9.2}{20} = 0.46

3. 最終的な答え

標本平均Xˉ\bar{X}の期待値は62.4点です。
標本平均Xˉ\bar{X}の標準偏差は0.46です。

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