与えられた2次関数 $f(x) = x^2 - 2x - a^2 - a + 11$ について、以下の問いに答える。ただし、$a$ は正の定数とする。 (1) $y = f(x)$ のグラフの頂点の座標を $a$ を用いて表す。 (2) $y = f(x)$ のグラフを $x$ 軸方向に3, $y$ 軸方向に-4 だけ平行移動したグラフを表す関数を $y = g(x)$ とする。$y = g(x)$ のグラフの頂点の座標を $a$ を用いて表し、$g(x)$ の最小値が4であるとき、$a$ の値を求める。 (3) $a$ を(2)で求めた値とし、$t$ を正の定数とする。$0 \le x \le t$ における $f(x)$ の最大値を $M$ とする。$M$ を求めよ。また、(2)の $g(x)$ について、$0 \le x \le t$ における $g(x)$ の最小値を $m$ とする。$M + m = 25$ となるような $t$ の値を求めよ。
2025/6/15
## 数学の問題の解答
1. 問題の内容
与えられた2次関数 について、以下の問いに答える。ただし、 は正の定数とする。
(1) のグラフの頂点の座標を を用いて表す。
(2) のグラフを 軸方向に3, 軸方向に-4 だけ平行移動したグラフを表す関数を とする。 のグラフの頂点の座標を を用いて表し、 の最小値が4であるとき、 の値を求める。
(3) を(2)で求めた値とし、 を正の定数とする。 における の最大値を とする。 を求めよ。また、(2)の について、 における の最小値を とする。 となるような の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) を平方完成して頂点の座標を求める。
よって、頂点の座標は
(2) 平行移動後の関数 を求める。
を平方完成して頂点の座標を求める。
よって、頂点の座標は
の最小値は であるから、これが4に等しいとおく。
は正の定数であるから、
(3) のとき、
における の最大値 を求める。
軸は なので、 のとき , のとき
の最小値 は における最小値を求める。
軸は なので、 のとき、
で は単調減少なので、 が最小値
のとき、を範囲に含むのでが最小値
(i) のとき, , なので.
より
より不適
(ii) のとき, , .
より
より
(iii) のとき、
.
より
より .
3. 最終的な答え
(1)
(2) ,
(3) , または