問題1は、与えられた二次式を平方完成の形に変形する問題です。問題2は、与えられた二次関数について、頂点、x切片、y切片を求め、グラフを右図に描く問題です。ここでは問題1の(3),(4)と問題2の(2),(3)を解きます。

代数学二次関数平方完成頂点x切片y切片
2025/6/16

1. 問題の内容

問題1は、与えられた二次式を平方完成の形に変形する問題です。問題2は、与えられた二次関数について、頂点、x切片、y切片を求め、グラフを右図に描く問題です。ここでは問題1の(3),(4)と問題2の(2),(3)を解きます。

2. 解き方の手順

問題1 (3) x26x+4x^2 - 6x + 4
平方完成を行うために、(xa)2=x22ax+a2(x-a)^2 = x^2 - 2ax + a^2の形を利用します。
まず、x26xx^2 - 6xの部分に注目し、2a=62a = 6となるようにaaを求めると、a=3a = 3となります。
したがって、x26x+4=(x26x+9)9+4=(x3)25x^2 - 6x + 4 = (x^2 - 6x + 9) - 9 + 4 = (x-3)^2 - 5となります。
問題1 (4) 15x22x+5\frac{1}{5}x^2 - 2x + 5
まず、x2x^2の係数で括ります。
15x22x+5=15(x210x)+5\frac{1}{5}x^2 - 2x + 5 = \frac{1}{5}(x^2 - 10x) + 5
次に、x210xx^2 - 10xの部分を平方完成します。
x210x=(x210x+25)25=(x5)225x^2 - 10x = (x^2 - 10x + 25) - 25 = (x-5)^2 - 25
したがって、15(x210x)+5=15((x5)225)+5=15(x5)25+5=15(x5)2\frac{1}{5}(x^2 - 10x) + 5 = \frac{1}{5}((x-5)^2 - 25) + 5 = \frac{1}{5}(x-5)^2 - 5 + 5 = \frac{1}{5}(x-5)^2となります。
問題2 (2) y=x2+3y = -x^2 + 3
まず、y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + qの形に変形します。
y=x2+3=(x2)+3=(x0)2+3y = -x^2 + 3 = -(x^2) + 3 = -(x-0)^2 + 3
頂点は(0,3)(0, 3)です。
y切片は、x=0x=0の時のyyの値なので、y=02+3=3y = -0^2 + 3 = 3です。
x切片は、y=0y=0の時のxxの値なので、x2+3=0-x^2 + 3 = 0を解きます。
x2=3x^2 = 3
x=±3x = \pm \sqrt{3}
x切片は(3,0)(\sqrt{3}, 0)(3,0)(-\sqrt{3}, 0)です。
問題2 (3) y=x2+2x+1y = x^2 + 2x + 1
y=(x+1)2y = (x+1)^2
頂点は(1,0)(-1, 0)です。
y切片は、x=0x=0の時のyyの値なので、y=02+20+1=1y = 0^2 + 2*0 + 1 = 1です。
x切片は、y=0y=0の時のxxの値なので、x2+2x+1=0x^2 + 2x + 1 = 0を解きます。
(x+1)2=0(x+1)^2 = 0
x=1x = -1
x切片は(1,0)(-1, 0)です。

3. 最終的な答え

問題1 (3): (x3)25(x-3)^2 - 5
問題1 (4): 15(x5)2\frac{1}{5}(x-5)^2
問題2 (2): 頂点 (0,3)(0, 3), x切片 (3,0),(3,0)(\sqrt{3}, 0), (-\sqrt{3}, 0), y切片 (0,3)(0, 3)
問題2 (3): 頂点 (1,0)(-1, 0), x切片 (1,0)(-1, 0), y切片 (0,1)(0, 1)

「代数学」の関連問題

与えられた式から、$S$を求める問題です。具体的には、以下の式が与えられています。 $(1-x)S = 1 + \frac{3x(1-x^{n-1})}{1-x} - (3n-2)x^n$ この式を変...

式の変形数式処理級数
2025/6/16

与えられた二次式 $5x^2 - 12x + 4$ を因数分解してください。

二次方程式因数分解たすき掛け
2025/6/16

与えられた二次式 $5x^2 - 12x + 4$ を因数分解します。

因数分解二次式ac法
2025/6/16

与えられた2次式 $2x^2 + 3x + 1$ を因数分解する問題です。

因数分解二次式展開
2025/6/16

$a = 18^{50}$とする。 (1) $\log_{10}\sqrt{18}$ と $\log_{10}5$ の値を求めよ。ただし、$\log_{10}2=0.3010$、$\log_{10}3...

対数指数桁数常用対数進法
2025/6/16

与えられた2つの二次関数を平方完成して、頂点を求める問題です。 (1) $y = x^2 - 6x + 12$ (2) $y = x^2 - 2x - 2$

二次関数平方完成頂点
2025/6/16

$\frac{1}{\sqrt{5}-2}$ の整数の部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、以下の値を求める。 (1) $a$, $b$ の値 (2) $b+\frac{1}{b}$, $b...

平方根有理化整数部分小数部分式の計算
2025/6/16

花火職人の福田先生が打ち上げる花火の軌道が放物線となる。川岸の高さ2mの地点から打ち上げられ、高さ50mの頂点に達し、川岸から4m離れた地点で破裂する。この放物線の式を求め、頂点、軸、形状を答える。

二次関数放物線グラフ頂点数式
2025/6/16

花火職人の福田先生が打ち上げる花火の軌道を2次関数で表す問題です。花火は川岸の地面から2mの高台から打ち上げられ、放物線を描きながら高さ50mの頂点に達し、川岸から4m離れた場所で破裂します。川岸から...

二次関数放物線グラフ関数数式
2025/6/16

連立方程式 $5x - 4y = -4$ と $ax + 2y = a - 3$ が与えられており、その解の比が $x:y = 2:3$ であるとき、(1) 連立方程式の解を求め、(2) $a$ の値...

連立方程式代入
2025/6/16