花火職人の福田先生が打ち上げる花火の軌道が放物線となる。川岸の高さ2mの地点から打ち上げられ、高さ50mの頂点に達し、川岸から4m離れた地点で破裂する。この放物線の式を求め、頂点、軸、形状を答える。

代数学二次関数放物線グラフ頂点数式
2025/6/16

1. 問題の内容

花火職人の福田先生が打ち上げる花火の軌道が放物線となる。川岸の高さ2mの地点から打ち上げられ、高さ50mの頂点に達し、川岸から4m離れた地点で破裂する。この放物線の式を求め、頂点、軸、形状を答える。

2. 解き方の手順

問1)置かれている状況を絵に描いてみましょう。
絵は省略しますが、x軸を川岸の地面、y軸を垂直方向とすると、花火は(0, 2)から打ち上げられ、(4, 0)を通る放物線を描き、頂点のy座標が50となる状況です。
問2)求める放物線の頂点、軸、形状(上に凸or下に凸)を答えましょう。
頂点は問題文に書いてあるように高さ50mに達する点です。放物線は左右対称なので、頂点のx座標は、打ち上げ地点x=0と破裂地点x=4の中点です。よって、頂点のx座標は(0+4)/2 = 2 となります。したがって、頂点は (2, 50) です。
軸は頂点を通る垂直な直線なので、x=2x = 2 です。
花火は上に打ち上げられ、放物線を描いて落下するので、上に凸の形状となります。
問3)求める放物線は y=a(xp)2+qy = a(x - p)^2 + q と表せます。このことと問2を利用して放物線の式を求めましょう。
頂点が (2, 50) であることから、p=2p = 2q=50q = 50 となります。したがって、放物線の式は
y=a(x2)2+50y = a(x - 2)^2 + 50
と表せます。
この放物線は点(0, 2)を通るので、この座標を代入すると、
2=a(02)2+502 = a(0 - 2)^2 + 50
2=4a+502 = 4a + 50
4a=484a = -48
a=12a = -12
したがって、放物線の式は
y=12(x2)2+50y = -12(x - 2)^2 + 50
展開すると、
y=12(x24x+4)+50y = -12(x^2 - 4x + 4) + 50
y=12x2+48x48+50y = -12x^2 + 48x - 48 + 50
y=12x2+48x+2y = -12x^2 + 48x + 2
問4)どんな形の花火を打ち上げてほしいか、または福田先生へのメッセージを書きましょう。
メッセージ:福田先生、いつも素晴らしい花火をありがとうございます!次はハート型の花火が見たいです!

3. 最終的な答え

* 頂点: (2, 50)
* 軸: x=2x = 2
* 形状: 上に凸
* 放物線の式: y=12(x2)2+50y = -12(x - 2)^2 + 50 または y=12x2+48x+2y = -12x^2 + 48x + 2

「代数学」の関連問題

2つの2次関数 $y = 2x^2 + 6x + 7$ (①) と $y = 2x^2 - 4x + 1$ (②) が与えられています。関数②のグラフを平行移動して関数①のグラフにするには、どのように...

二次関数平行移動平方完成グラフ
2025/6/16

与えられた二次関数 $y = -\sqrt{2}x^2 + \sqrt{3}x + 1$ の軸と頂点を求める問題です。

二次関数平方完成頂点
2025/6/16

問題は、分配法則のどちらか一方を証明することです。 一つ目は $(a+b) \times c = a \times c + b \times c$ が成り立つことを証明する。 二つ目は $a \tim...

分配法則代数証明
2025/6/16

(1) $(x^2 - 2x)^5$ の展開式における $x^7$ の項の係数を求めます。 (2) $(3x^2 + 1)^5$ の展開式における $x^6$ の項の係数を求めます。

二項定理展開係数
2025/6/16

$z = \cos\frac{2}{7}\pi + i\sin\frac{2}{7}\pi$ が与えられたとき、以下の2つの値を求めます。 (1) $z^6 + z^5 + z^4 + z^3 + z...

複素数ド・モアブルの定理等比数列の和複素数の計算
2025/6/16

$a_n = (\frac{\sqrt{3}+1}{2} + \frac{\sqrt{3}-1}{2}i)^{2n}$ が実数となる最小の自然数 $n$ を求め、そのときの $a_n$ の値を求めよ。

複素数極形式ド・モアブルの定理
2025/6/16

与えられた2次関数を $y = a(x-p)^2 + q$ の形に変形する問題です。具体的には、以下の2つの関数について変形を行います。 (1) $y = -x^2 - 3x$ (2) $y = 3x...

二次関数平方完成関数の変形
2025/6/16

与えられた2次関数 $y = 3x^2 - 3x - 6$ を扱います。問題の指示がないため、ここでは、与えられた関数を因数分解することを考えます。

二次関数因数分解
2025/6/16

2次関数 $y = -x^2 - 3x$ を $y = a(x-p)^2 + q$ の形に変形する。

二次関数平方完成数式変形
2025/6/16

与えられた行列に関する方程式 $X \begin{pmatrix} 1 & 3 \\ -2 & 1 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 2 & -1 \\ 3 & 4 \e...

線形代数行列逆行列行列の計算
2025/6/16