問題A:頂点が(1, 8)で、$x$軸と異なる2点A, Bで交わり、AB = 4を満たす2次関数を求める。 問題B:次の3つの条件を満たす2次関数を求める。 (I) 問題Aで求めた2次関数のグラフを平行移動したもの。 (II) $x$軸と異なる2点C, Dで交わり、CD = 6。 (III) 点(1, 10)を通る。

代数学二次関数二次方程式グラフ平行移動頂点
2025/6/16

1. 問題の内容

問題A:頂点が(1, 8)で、xx軸と異なる2点A, Bで交わり、AB = 4を満たす2次関数を求める。
問題B:次の3つの条件を満たす2次関数を求める。
(I) 問題Aで求めた2次関数のグラフを平行移動したもの。
(II) xx軸と異なる2点C, Dで交わり、CD = 6。
(III) 点(1, 10)を通る。

2. 解き方の手順

(1) 問題Aについて
AB = 4より、A, Bのxx座標は1±21 \pm 2となる。したがって、A( -1, 0), B(3, 0)である。
求める2次関数のグラフの概形は、上に凸なので、グラフ2である。
y=a(x+1)(x3)y = a(x+1)(x-3)とおける。
このグラフが(1, 8)を通るので、8=a(1+1)(13)=a(2)(2)=4a8 = a(1+1)(1-3) = a(2)(-2) = -4a
よって、a=2a = -2
(2) 問題Bについて
問題Aで求めた2次関数はy=2(x+1)(x3)=2(x22x3)=2x2+4x+6y = -2(x+1)(x-3) = -2(x^2 -2x - 3) = -2x^2 + 4x + 6
頂点は(1, 8)である。
問題Bのグラフは、軸がx=px = pなので、条件(II)より、xx軸との交点のxx座標は、p±3p \pm 3
問題Bの2次関数をy=2(x(p3))(x(p+3))=2(x22px+p29)y = -2(x - (p-3))(x - (p+3)) = -2(x^2 - 2px + p^2 - 9)とおく。
これが(1, 10)を通るので、10=2(12p+p29)10 = -2(1 - 2p + p^2 - 9)
10=2(p22p8)10 = -2(p^2 - 2p - 8)
5=p22p8-5 = p^2 - 2p - 8
p22p3=0p^2 - 2p - 3 = 0
(p3)(p+1)=0(p-3)(p+1) = 0
p=3,1p = 3, -1
p=3p = 3のとき、y=2(x(33))(x(3+3))=2x(x6)=2x2+12xy = -2(x - (3-3))(x - (3+3)) = -2x(x-6) = -2x^2 + 12x
p=1p = -1のとき、y=2(x(13))(x(1+3))=2(x+4)(x2)=2(x2+2x8)=2x24x+16y = -2(x - (-1-3))(x - (-1+3)) = -2(x+4)(x-2) = -2(x^2 + 2x - 8) = -2x^2 - 4x + 16

3. 最終的な答え

(1) (ア) 2
(イ) -1
(ウ) 3
(エ) -2
(オ) p-3
(カ) p+3
(2)(i) (キ) -2(x - (p-3))(x - (p+3))
(ii) y=2x2+12xy = -2x^2 + 12x, y=2x24x+16y = -2x^2 - 4x + 16

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