まず、名目GDPとGDPデフレーターから実質GDPを計算します。
GDPデフレーターの定義より、
実質GDP=GDPデフレーター名目GDP×100 この式に与えられた数値を代入すると、
実質GDP=15024000×100=16000 次に、実質GDPを2025年の衣類と食料品の価格と数量を使って表現します。
2025年の衣類の価格をp1、数量をq1、食料品の価格をp2、数量をq2とします。問題文から、q1=100、p1=200、q2=40です。 実質GDPは、
実質GDP=p1q1+p2q2=200×100+p2×40=20000+40p2 この式に上で求めた実質GDPの値を代入すると、
16000=20000+40p2 40p2=16000−20000=−4000 p2=−4000/40=−100 しかし、価格が負になることはあり得ないので、問題文を再確認するとGDPデフレーターの定義がおかしいとわかる。本来の定義に従って計算する。
GDPデフレーターの定義より、
名目GDP=実質GDP×100GDPデフレーター この式から実質GDPは
実質GDP=名目GDP×GDPデフレーター100=24000×150100=16000 実質GDPを2022年基準で計算する。2022年の衣類の価格をp1,2022、数量をq1,2025、食料品の価格をp2,2022、数量をq2,2025とします。 実質GDP=p1,2022q1,2025+p2,2022q2,2025=p1,2022×100+p2,2022×40 2025年の名目GDPは2025年の価格と数量を使って
名目GDP=200×100+p2,2025×40=20000+40p2,2025=24000 40p2,2025=4000 p2,2025=100 2022年のGDPを計算する。
GDP2022=p1,2022×200+80×200=p1,2022×200+16000 GDPデフレーターの基準年である2022年を100とする。
実質GDP=p1,2022×100+p2,2022×40=16000 基準年が不明なため、与えられた情報だけでは価格を計算できません。
おそらく基準年価格を計算しなさいという意図の問題ですが、2022年の衣類の価格が不明です。
2025年のGDPデフレーターが2022年を基準としているならば
実質GDP2025は2022年の価格で計算されるはずなので、2022年の価格がわからなければ解けません。