速度と時間のグラフが与えられており、以下の4つの問いに答える問題です。 (1) 時刻 $t=4$ s のときの加速度を求める。 (2) 物体が原点から最も遠ざかった時刻を求める。 (3) 時刻 $t=16$ s における変位を求める。 (4) 時刻 $t=0$ s から $t=16$ s における移動距離を求める。

応用数学力学速度加速度変位移動距離グラフ
2025/6/16

1. 問題の内容

速度と時間のグラフが与えられており、以下の4つの問いに答える問題です。
(1) 時刻 t=4t=4 s のときの加速度を求める。
(2) 物体が原点から最も遠ざかった時刻を求める。
(3) 時刻 t=16t=16 s における変位を求める。
(4) 時刻 t=0t=0 s から t=16t=16 s における移動距離を求める。

2. 解き方の手順

(1) 加速度は速度の時間変化率なので、グラフの傾きから求めることができます。
t=0t=0 sからt=4t=4 sの間で、速度は 00 m/s から 22 m/s に変化しています。
したがって、加速度 aa
a=2040=24=0.5a = \frac{2-0}{4-0} = \frac{2}{4} = 0.5 m/s2^2
(2) 物体が原点から最も遠ざかるのは、速度が正の範囲で最も時間が経過した時点です。グラフを見ると、速度が正の範囲は t=0t=0 s から t=12t=12 s までです。
したがって、原点から最も遠ざかった時刻は t=12t=12 s です。
(3) 変位は速度と時間のグラフの面積で表されます。t=0t=0 s から t=16t=16 s までの変位を計算します。
t=0t=0 s から t=12t=12 s までの面積 (三角形) は、12×12×4=24\frac{1}{2} \times 12 \times 4 = 24
t=12t=12 s から t=16t=16 s までの面積 (三角形、負) は、12×4×(4)=8\frac{1}{2} \times 4 \times (-4) = -8
変位 =24+(8)=16= 24 + (-8) = 16 m
(4) 移動距離は速度の絶対値の積分、つまりグラフの面積を正の値として足し合わせたものです。
t=0t=0 s から t=12t=12 s までの面積 (三角形) は、12×12×4=24\frac{1}{2} \times 12 \times 4 = 24
t=12t=12 s から t=16t=16 s までの面積 (三角形の絶対値) は、12×4×4=8\frac{1}{2} \times 4 \times 4 = 8
移動距離 =24+8=32= 24 + 8 = 32 m

3. 最終的な答え

(1) 加速度: 0.50 m/s2^2
(2) 最も遠ざかった時刻: 12 s
(3) 変位: 16 m
(4) 移動距離: 32 m

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