四角形ABCDにおいて、以下の値を求める問題です。 (1) 対角線BDの長さ (2) ∠BADの大きさ (3) 四角形ABCDの面積S

幾何学四角形余弦定理三角形面積角度
2025/3/9

1. 問題の内容

四角形ABCDにおいて、以下の値を求める問題です。
(1) 対角線BDの長さ
(2) ∠BADの大きさ
(3) 四角形ABCDの面積S

2. 解き方の手順

(1) 対角線BDの長さを求める。
三角形BCDにおいて、余弦定理を用いてBDの長さを求めます。
BD2=BC2+CD22BCCDcosBCDBD^2 = BC^2 + CD^2 - 2 \cdot BC \cdot CD \cdot \cos{\angle BCD}
BC=4BC = 4, CD=3CD = 3, BCD=60\angle BCD = 60^\circを代入すると、
BD2=42+32243cos60BD^2 = 4^2 + 3^2 - 2 \cdot 4 \cdot 3 \cdot \cos{60^\circ}
BD2=16+924312BD^2 = 16 + 9 - 2 \cdot 4 \cdot 3 \cdot \frac{1}{2}
BD2=2512=13BD^2 = 25 - 12 = 13
BD=13BD = \sqrt{13}
(2) ∠BADの大きさを求める。
三角形ABDにおいて、余弦定理を用いてcosBAD\cos{\angle BAD}を求めます。
BD2=AB2+AD22ABADcosBADBD^2 = AB^2 + AD^2 - 2 \cdot AB \cdot AD \cdot \cos{\angle BAD}
AB=1AB = 1, AD=22AD = 2\sqrt{2}, BD=13BD = \sqrt{13}を代入すると、
13=12+(22)22122cosBAD13 = 1^2 + (2\sqrt{2})^2 - 2 \cdot 1 \cdot 2\sqrt{2} \cdot \cos{\angle BAD}
13=1+842cosBAD13 = 1 + 8 - 4\sqrt{2} \cos{\angle BAD}
13=942cosBAD13 = 9 - 4\sqrt{2} \cos{\angle BAD}
42cosBAD=913=44\sqrt{2} \cos{\angle BAD} = 9 - 13 = -4
cosBAD=442=12=22\cos{\angle BAD} = \frac{-4}{4\sqrt{2}} = -\frac{1}{\sqrt{2}} = -\frac{\sqrt{2}}{2}
BAD=135\angle BAD = 135^\circ
(3) 四角形ABCDの面積Sを求める。
四角形ABCDの面積は、三角形ABDの面積と三角形BCDの面積の和で求められます。
SABD=12ABADsinBAD=12122sin135=122222=1S_{ABD} = \frac{1}{2} \cdot AB \cdot AD \cdot \sin{\angle BAD} = \frac{1}{2} \cdot 1 \cdot 2\sqrt{2} \cdot \sin{135^\circ} = \frac{1}{2} \cdot 2\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = 1
SBCD=12BCCDsinBCD=1243sin60=121232=33S_{BCD} = \frac{1}{2} \cdot BC \cdot CD \cdot \sin{\angle BCD} = \frac{1}{2} \cdot 4 \cdot 3 \cdot \sin{60^\circ} = \frac{1}{2} \cdot 12 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 3\sqrt{3}
S=SABD+SBCD=1+33S = S_{ABD} + S_{BCD} = 1 + 3\sqrt{3}

3. 最終的な答え

(1) BD=13BD = \sqrt{13}
(2) BAD=135\angle BAD = 135^\circ
(3) S=1+33S = 1 + 3\sqrt{3}

「幾何学」の関連問題

円の方程式 $x^2 + y^2 - 2x + 6y + n - 1 = 0$ が半径3の円を表すとき、定数 $n$ の値を求める問題です。

円の方程式半径標準形
2025/5/31

与えられた各図において、ベクトル$\vec{a}$と$\vec{b}$のなす角を求める。

ベクトル角度空間ベクトル
2025/5/31

点Aと点Bが与えられたとき、ベクトル$\overrightarrow{AB}$を成分で表す問題です。 (1) A(-1, 2), B(3, 3) (2) A(2, 5), B(-4, 0)

ベクトル座標成分表示
2025/5/31

与えられた図のベクトル $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$, $\vec{d}$ を成分表示で表す問題です。

ベクトル成分表示座標平面
2025/5/31

与えられた図において、ベクトル$\vec{a}$と$\vec{b}$のなす角、ベクトル$\vec{b}$と$\vec{c}$のなす角、ベクトル$\vec{c}$と$\vec{a}$のなす角をそれぞれ求...

ベクトル角度三角形
2025/5/31

平行四辺形OACBにおいて、対角線の交点をMとし、ベクトルOA=a, ベクトルOB=bとするとき、次のベクトルをa, bを用いて表す。 (1) ベクトルOC (2) ベクトルOM

ベクトル平行四辺形ベクトルの加法ベクトルの分解
2025/5/31

与えられたベクトルの和や差を、一つのベクトルで表現する問題です。

ベクトルベクトルの加法ベクトルの減法結合法則
2025/5/31

問題は、与えられたベクトル$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$について、ベクトル$\vec{a} - \vec{b} + \vec{c}$を図示することと、別の図で与えられた...

ベクトルベクトルの加減算ベクトルの図示
2025/5/31

この問題は、与えられたベクトル$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$に対して、以下のベクトルを図示する問題です。 (1) $\vec{a} + \vec{b}$ と $\vec...

ベクトルベクトルの加減算ベクトルの図示
2025/5/31

問題1-1: (1) 図のベクトル①と等しいベクトルを答える。 (2) 図のベクトル②の逆ベクトルを答える。 問題1-2: 図の平行四辺形ABCDにおいて、次の選択肢の中から正しいものを選ぶ。 (a)...

ベクトル平行四辺形ベクトルの相等逆ベクトル
2025/5/31